田尻茂一

田尻茂一のプロフィールとキャリア

概要

田尻茂一（たじり しげかず）は、1964年2月25日生まれの日本の俳優兼殺陣師であり、株式会社アクションクラブの代表取締役として知られています。イメージとしては、日本の伝統美と現代エンターテインメントを融合させたアイコニックな存在感がある人物です。現在、彼は株式会社キューブに業務提携し、多方面での活動を続けています。

略歴

1990年、田尻は名古屋市中村区にアクションクラブを設立しました。演劇への深い愛情から出発し、名演小劇場で初舞台を踏みました。その後、彼は劇団M.O.P、劇団☆新感線、演劇集団キャラメルBOXなどに出演し、殺陣の指導を務めました。結果的に、アクションクラブは演劇活動を主軸にしたアクション事務所へと成長しました。2010年には法人化も果たしました。

田尻が劇団☆新感線に関与したのは、いのうえひでのりが演出した「忠臣蔵ブートレッグ」（1995年）で殺陣指導と出演を務めたことがきっかけです。彼は1996年には「BEAST IS RED 野獣郎見参！」に本公演に初参加し、その後、ほぼすべての劇団作品に関与しています。舞台においては初期に出演していたものの、最近では殺陣指導を中心とした活動に移行しています。

プロレスデビュー

田尻はまた、プロレス界でも活動しています。彼は誠心会館に通っていたことに加え、その舞台での経験から新日本プロレスに誘われ、1992年2月10日にプロレスデビューを果たしました。対戦相手には越中詩郎や小林邦明が名を連ねており、誠心会館出身として初めてのデビュー選手となりました。彼のプロレスキャリアは、1993年のみにちのくプロレス、WARプロレス、さらには新格闘プロレスにも及びます。

一般的な人物像

田尻は大阪府出身ですが、長く名古屋に居住しており、そのため名古屋弁を話すことが得意です。彼の地元の文化、特に名古屋のエンターテインメント界における影響は大きなものがあります。

主な出演作品

田尻は多くのテレビドラマや舞台、映画に出演しており、その代表的な作品には

• - テレビドラマ「神様、もう少しだけ」（1998年、フジテレビ）
• - テレビドラマ「向井荒太の動物日記」（2001年、日本テレビ）
• - 舞台「ドラゴンクエスト　ライブスペクタクルツアー」（2016年）
• - 映画「マルタイの女」（1997年）や、「髑髏城の七人 アオドクロ」（2013年）

などがあります。彼のキャリアは多種多様な舞台、映画、そしてプロレスの舞台での活躍に満ちています。

指導者としての役割

また、田尻は映画においても殺陣指導を行っています。具体的には、ゲキ×シネ「ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII」や「蒼の乱」といった作品で、その技術力を生かした殺陣を指導しました。彼の技術と経験が、より多くの人に伝わることを願っています。

終わりに

田尻茂一は、俳優および殺陣師としてだけでなく、プロレスと多方面における影響力を持つ人物です。今後も、彼の活躍から目が離せません。

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