留萌川

留萌川（るもいがわ）

概要

留萌川は、北海道留萌市を流れる一級河川であり、留萌川水系の本流です。流域面積は270平方キロ[[メートル]]に及び、留萌市の市域から海岸沿いの小河川の流域を除いた範囲をカバーしています。この川は、その源を天塩山地南端のポロシリ山付近に発し、日本海へと注ぎます。

川の名前「留萌」は、アイヌ語の「ルルモッペ」（潮が静かに入る川）に由来します。これは、かつて留萌川が大きく蛇行し、流れが緩やかであったため、潮が上流深くまで遡上していたという当時の様子を表しています。

地理

留萌川は、北海道留萌市の北東部に位置する天塩山地の南端、ポロシリ山付近の雨竜郡沼田町との境界を源としています。源流から南に流れ、恵比島峠付近で西向きに転じます。その後、留萌市幌糠町で北西へと流れを変え、留萌市元町と塩見町の境界から日本海に注ぎます。

留萌川は、過去に何度も氾濫を繰り返しており、特に1988年8月25日の洪水では、3,376戸もの家屋が浸水するという甚大な被害が発生しました。また、留萌市では飲用水に適した取水場所がないため、隣接する増毛町の新信砂川から水道水を取水しています。

これらの問題を解決するため、留萌川の最大の支流であるチバベリ川には、留萌ダムが建設され、2010年3月に完成しました。このダムは、治水対策として重要な役割を果たしています。

支流

留萌川には、以下の多数の支流が流れ込んでいます。

マサリベツ川
高砂川
バンゴベ川
十二線川
十五線川
桜庭川
中幌糠川
チバベリ川
チバベリ右川
チバベリ右奥の沢川
チバベリ左川
タルマップ川

これらの支流は、留萌川水系の豊かな水量を支え、流域の生態系に重要な役割を果たしています。

橋梁

留萌川には、以下の多くの橋が架かっています。

留萌橋
ルルモッペ大橋
大通橋
栄萌橋
南九条橋
東橋
ユードロ橋
大和田橋
塩州橋
紅葉橋
16線橋
桜橋
真栄橋
御料橋
幌糠大橋
明治橋
幌糠橋
チバベリ大橋
南幌橋
西幌橋
東幌橋
橘橋
峠下橋

これらの橋は、留萌川流域の交通網を形成し、地域住民の生活を支える重要なインフラとなっています。

外部リンク

留萌開発建設部 留萌川・天塩川の概要)

もう一度検索