白木原駅について
白木原駅(しらきばるえき)は、福岡県
大野城市白木原一丁目に位置する
西日本鉄道の天神大牟田線に属する駅で、駅番号はT10です。この駅は
1946年に臨時駅として開業し、
1950年に常設駅に昇格しました。その後も、近代化と利便性向上のための改修が行われ、多くの重要な歴史を持っています。
駅の歴史
白木原駅はまず
1946年に臨時駅としての姿を見せ、その4年後の
1950年5月6日に常設駅に昇格しました。その後
1964年9月には駅舎が改築され、
2003年の西側再開発では新たにロータリーが設置されるなどの発展を遂げました。さらに
2007年には、東口と西口に分かれた仮駅舎が営業を始め、旧駅舎は解体されました。
2008年にはICカードnimocaが導入され、利便性が向上しました。駅の高架化は
2017年から始まり、
2022年8月には遂に高架化が完了し、
2024年5月末には全ての工事が終了する予定です。
駅の構造
白木原駅は、高架構造の相対式ホームを持ち、2面2線のレイアウトです。ホームの
有効長は8両分で、
2007年2月までは
筑[[紫駅]]以北で唯一の構内踏切を有していました。これにより、通勤・通学を行う多くの乗客が便利に利用しています。
利用状況
2023年度のデータによると、白木原駅の1日平均
乗降人員は9,304人で、西鉄の駅の中では15位に位置します。近年、この駅の利用者数は安定しており、地域における重要な交通拠点となっています。
駅周辺の環境
白木原駅の周辺地域は、終戦後には
在日米軍基地が存在しており、当時は多くの米軍兵士のための商店が立ち並び、「ベース通り」という名称で知られるエリアでした。
1972年に基地が撤去されても、いくつかの個人商店は残りましたが、現在では多くの店が閉店し、その記憶は薄れつつあります。
2003年には駅西側の再開発が行われ、駅前には
スーパーマーケット「サニー」やロータリーが整備されました。また、高架工事に伴い、周辺の民家やアパートも解体され、駅の利便性が向上しています。今では新たな住民が増える中で、かつての「ベース通り」の面影はほとんど残っていないのが現状です。
重要な施設や名所
駅周辺には、
大野城市立大野中学校、大野小学校、白木原公民館などの教育機関が揃っています。また、スーパーのサニー白木原店や筑紫総合庁舎、筑前大野郵便局、福岡県立春日高等学校なども存在し、地域の生活に密接に関連しています。
名所としては春日公園や
水城跡があり、多くの観光客や地元住民が訪れています。さらに、駅からアクセスしやすいJR
鹿児島本線の大野城駅も利用可能です。
バス路線
大野城市の
コミュニティバス「まどか号」は、白木原駅にも乗り入れており、地域住民の移動手段として重要な役割を果たしています。多数の路線が交わるため、さまざまな地域へのアクセスが可能です。
白木原駅は、福岡県
大野城市の重要な交通拠点として、また地域社会の生活を支える多くの施設に囲まれて、多くの人々に利用されています。歴史と現代が交差するこの駅は、訪れる人々に多くの出会いと便利さを提供しています。