矢口アサミ

矢口アサミについて

矢口アサミ（やぐち アサミ）は、日本の女性声優で、埼玉県に生まれました。彼女は、現在ケンユウオフィスに所属し、数多くのアニメやゲームに出演し、観客やファンを楽しませています。彼女の誕生日は7月31日です。

幼少期からの経歴

矢口は、幼い頃は病気がちで、幼稚園や小学校に通うことが難しい時期がありました。その間、NHK教育テレビの『おかあさんといっしょ』で放送される人形劇『にこにこぷん』を観ており、これが彼女の初恋であり、声優に対する興味のきっかけとなりました。特に、ぽろりやカジリアッチIII世のキャラクターが印象に残り、声優という職業があることを知ったのです。

彼女は演技に対する情熱を持っていましたが、中学校には演劇部がなかったため、声優を目指す夢を持つのが難しかったと言います。その後、内気な性格も相まって、両親のすすめで看護師を志すことになりました。理系の高校に進学した彼女ですが、友人の夢に触発されて、自分の本当の目標を明かすに至ります。これを機に声優業へと進む決意を固めました。

声優としての道

その後、矢口は代々木アニメーション学院や81プロデュース演技研究所で学び、talk backを経てケンユウオフィスに所属します。彼女の特徴的な声質はアルトであり、様々なキャラクターを演じ分ける能力を持っています。

趣味と特技

矢口は絵画や小説執筆、お菓子作り、カラオケが趣味であり、特技としては書道、剣道、殺陣、アクションが挙げられます。子供の頃から『ドラえもん』が大好きで、初代ジャイアン役のたてかべ和也に強い影響を受けました。彼女は生前のたてかべを「師匠」と呼び、深い尊敬の念を抱いていました。

人間関係

矢口はケンユウオフィスに所属する他の声優と親しい関係を保っており、高垣彩陽や矢作紗友里、矢部雅史、三戸崇史、代永翼、丹沢晃之などを特に仲間として大切にしています。彼らは『ネットゴーストPIPOPA』で共演しており、プライベートでも交流があります。

主な活動

矢口は、2003年に『人間交差点』で声優デビューし、その後も多くのテレビアニメや劇場アニメに出演しました。中でも、以下の作品における役柄が特に有名です。

• - 『銀魂』（坂田銀時〈少年時代〉、百華A）
• - 『ドラえもん』（孫悟空、空缶、はる夫、老婆、おばさん）
• - 『たまごっち』（くちぱっち）
• - 『Dies irae』（エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルク）

彼女はアニメのみならず、ゲームやドラマCD、吹き替えの分野でも幅広く活躍しています。特にゲームでは『スーパーロボット大戦OG』シリーズのカチーナ・タラスクや、『たまごっち』シリーズのキャラクターであるくちぱっちでおなじみです。

最後に

矢口アサミの魅力は、彼女の多才さとキャラクターに対する愛情から生まれる素晴らしい演技にあります。これからも彼女の活躍が期待されることでしょう。

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