稲津久

稲津 久 (いなつ ひさし)

概要

稲津久は、1958年2月9日に生まれた日本の政治家で、公明党に所属している。彼は衆議院議員を5期務める一方、党の幹事長代理や北海道本部の代表を担当している。政治キャリアの中で、北海道議会議員として3期を経た後、大臣政務官や副大臣としても活躍してきた。

経歴

稲津久は、北海道の芦別市で育ち、地元の高校を卒業した後、専修大学の商学部への進学を果たした。大学卒業後は特別養護老人ホームや医療法人で働くが、1999年に政治の世界に足を踏み入れる。彼は空知支庁管区地域から北海道議会議員選挙に立候補し、初当選を果たした。その後2003年と2007年にも再選され、計3期の任期を務めた。

2009年の第45回[[衆議院議員総選挙]]では、元議員の後継者として出馬し、比例北海道ブロックから公明党の公認を受けて初当選を果たす。2012年の選挙では、北海道10区に立候補し、民主党の現職閣僚である小平忠正を破って再選された。安倍内閣においては、農林水産大臣政務官としての役割を担うも、翌年には退任した。

その後も彼は選挙で勝利を重ね、2014年の第47回[[衆議院議員総選挙]]では3選、2017年、第48回[[衆議院議員総選挙]]では4選を達成する。2019年には厚生労働副大臣に就任し、2021年には再度当選を果たし、5選を達成。また、2022年にはロシアのウクライナ侵攻に関連し、ロシアへの入国を恒久的に禁止される事態も経験している。

政策・主張

稲津は、憲法改正に関する問題についても自らの意見を述べている。2017年および2021年のアンケートでは憲法改正に「どちらかといえば賛成」と回答しつつも、憲法9条の改正には反対の立場を示した。また、自衛隊を憲法9条に明記することには「どちらかといえば反対」としつつ、環境権やプライバシー権などの新設については賛成の意向を持っている。

ジェンダー問題にも積極的で、選択的夫婦別姓制度の導入や同性婚の法改正に対しても賛成の立場を示し、性的少数者の権利保障に向けた法律整備にも理解を示している。また、クオータ制の導入にも賛成の意見を持ち、さまざまな社会的課題について積極的にコミットしている。

アベノミクスに対しては評価しており、特定秘密保護法案には賛成票を投じるなど、政策においては賛成の立場を多く貫いてきた。

人物

稲津は多彩な趣味を持ち、特にウォーキングや山登りを好む。また、読書も好きであり、「上杉鷹山」を愛読書として挙げる。得意料理は味噌汁で、議員宿舎でも自炊をしているほど料理にも熱心だ。座右の銘には「民、信なくば立たず」（孔子）を選んでおり、信頼と責任を重視した政治を志向している。

現在の役職

現在、稲津久は公明党の中央幹事であり、幹事長代理、北海道方面本部長としても機能している。これまでの豊富な経験を活かし、地域の声を国政に届ける活動に尽力している。

もう一度検索