笹原駅

笹原駅の概要

笹原駅（ささばるえき）は、福岡県福岡市南区井尻三丁目に位置する九州旅客鉄道（JR九州）の鹿児島本線に属する駅です。駅番号はJB02であり、駅の近くには博多区との境界線も通っています。笹原駅は周辺の住宅地に密着した重要な駅となっており、便利な交通アクセスを提供しています。

駅の歴史

この駅の開業は1987年3月9日、当初は無人の臨時乗降場としてスタートしました。国鉄分割民営化によって同年の4月1日から九州旅客鉄道に引き継がれ、以降は常設駅へと格上げされました。当初は駅舎もなく、利用客の増加に伴い、1998年に改築された新しい駅舎が完成しました。

駅の安全性向上のため、地下道が設置され、構内踏切が廃止されるなど数回の改修工事が行われています。また、2000年には自動改札機が導入され、近代的なサービスを提供するようになりました。近年ではICカードSUGOCAの利用も開始され、利便性がさらに向上しました。2022年にはきっぷうりばの営業が終了し、時代の流れを反映した措置がなされました。

駅名の由来

笹原駅の名前には由来があります。駅が設けられた地域はかつて「笹原」と呼ばれる原野で、笹が生い茂っていました。この地域には、既に西鉄天神大牟田線上に井尻駅が存在していたため、他の選択肢として「笹原」という地名が選ばれたのです。

駅の構造

笹原駅は地上駅で、相対式のホームを2面に持つ構造です。東口と西口の両方に改札口があり、ホーム同士は地下通路を通じてアクセスできます。バリアフリーに配慮した設計がされており、改札口からホームへのアクセス改善が図られています。なお、ホームの有効長は9両分です。むかしには、12両編成の列車が通過する様子も見られましたが、現在は対応がなくなっています。

利用状況

2023年度のデータによると、笹原駅の1日平均乗車人員は約5,310人であり、JR九州の駅の中では第35位に位置しています。乗降客数は年々増加傾向にあり、地域の発展とともに駅も賑わいを見せています。

駅周辺

笹原駅は福岡市南部に位置し、周辺には住宅地が広がっています。駅の南側では鹿児島本線と西鉄天神大牟田線が交差しており、交通の要所ともいえる場所です。駅の開業以降、更なる住宅開発が進むなど地域の発展が著しいです。周辺には、小学校や中学校があり、学び舎としての機能も果たしています。

バス停留所も近くにあり、井尻駅方面及び博多駅方面へのアクセスも便利です。福岡外環状道路へのアクセスも良好で、地域全体の利便性を高めています。

隣の駅

笹原駅に隣接する駅は竹下駅（JB01）と南福岡駅（JB03）で、鹿児島本線の交通の要所として多くの列車が通過します。快速などの速達列車が多く通る重要な路線上にあるため、地域住民にとって欠かせない存在の駅となっています。

もう一度検索