紀伊市木駅

紀伊市木駅（きいいちぎえき）は、三重県南牟婁郡御浜町大字下市木に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）紀勢本線の駅です。単式ホーム1面1線を有する地上駅で、列車交換はできません。

歴史

1940年（昭和15年）8月8日：鉄道省紀勢西線（現・紀勢本線）の延伸に伴い、新宮駅 - 紀伊木本駅（現・熊野市駅）間に新設されました。
1959年（昭和34年）7月15日：線路名称改定により、紀勢西線が紀勢本線に編入され、同線の駅となりました。
1972年（昭和47年）10月15日：貨物取扱が廃止されました。
1983年（昭和58年）12月21日：無人駅となり、荷物扱いも廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となりました。
2015年（平成27年）11月下旬：駅舎の解体・建替え工事が開始されました。
2016年（平成28年）2月：駅舎の建替え工事が完了し、新しい駅舎の使用が開始されました。

駅構造

熊野市駅が管理する無人駅です。開業当初からの駅舎がありましたが、2016年に解体され、待合室のみの簡易的な駅舎に建て替えられました。

利用状況

三重県統計書によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りです。

（※具体的な乗車人員データは省略します）

駅周辺

駅は国道から少し内陸に入った場所に位置しています。下市木集落は駅よりもさらに内陸にあります。駅の周辺にも人家や商店がわずかにありますが、集落からは少し離れているため、静かな雰囲気です。駅は国道や下市木集落から見て高い場所にあり、駅前から下市木集落の様子を一望できます。

市木郵便局
紀宝警察署市木駐在所
御浜町立御浜小学校
市木のイブキ：樹齢600年を超えるイブキの木があります。
風伝峠：熊野古道の一部で、御浜町と熊野市紀和町の境界に位置する峠。朝霧の名所として知られています。「風伝おろし」と呼ばれる寒風が秋から冬にかけて吹き下ろし、その風が尾呂志地区の名の由来になったと言われています。
尾呂志温泉

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

■紀勢本線

神志山駅 - 紀伊市木駅 - 阿田和駅

その他

駅周辺の詳細は、国土地理院地図閲覧サービスで確認できます。
* 駅へは、三重県道542号市木停車場線を利用できます。

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