細川成也

細川成也（ほそかわ せいや）について

細川成也は1998年8月4日、神奈川県厚木市で生まれ、茨城県北茨城市で育ったプロ野球選手です。ポジションは外野手と内野手で、右投右打のスタイルを持っています。現在は中日ドラゴンズに所属し、その力強い打撃スタイルで注目を集めています。

経歴

プロ入り前

細川は神奈川県で出生後、茨城県に引っ越し、明徳小学校及び磯原中学校を卒業しました。野球は小学3年生の時に「北茨城リトル」で始め、中学時代にはいわき市の「いわきリトルシニア」で外野手としてプレー。特に中学3年時にはやり投げに挑戦し、ジュニアオリンピックに出場し、77.42 mの記録で中学生記録を修正。これによりJOCから強化指定選手に推薦されましたが、細川は野球を選び続けました。

高校は明秀学園日立に進学し、2年春からベンチ入り。特に3年春の高校野球フェアでは、150 mを飛ばす本塁打を記録し、その存在感を大いに高めました。エースとしても活躍し、全国選手権茨城大会ではチームを決勝まで導くも、惜しくも準優勝となりました。その後、2016年度のNPBドラフトで横浜DeNAベイスターズから5巡目で指名され、契約金3000万円、年俸500万円で入団しました。

DeNA時代

プロ入り初年の2017年、細川は二軍で開幕を迎え、公式戦では114試合出場。10本塁打、33打点という成績を残し、オフシーズンにはイースタン・リーグのビッグホープ賞と努力賞を受賞しました。その後、10月3日の中日戦でプロ初打席に立ち、まさかのホームランを放ち、おそらく日本プロ野球史上でも珍しい初打席本塁打を記録しました。このホームランは公式戦初安打、初本塁打、初打点、初得点を同時に記録するものであり、非常に記念すべき瞬間となりました。

次の年も厳しい競争が続きましたが、2018年から急成長を遂げ、2020年にはイースタン・リーグで最多本塁打を記録し、打率.318という成績を残しました。それとは対照的に、一軍ではなかなか活躍できず、出場機会は限られていました。

中日時代

2022年、細川は中日ドラゴンズに移籍。オフに現役ドラフトで指名を受け、契約を結びました。新たな環境で迎えた2023年春季キャンプでは、見事にアピールに成功し、実戦でも3本塁打を放ち、監督の評価を受けました。シーズンが始まると、一軍スタートを果たし、いくつかの記録を打ち立てました。特に5月は自身のキャリアで最高の月間成績を残し、月間MVPにも選ばれました。

選手としての特徴

細川は高校時代からその打撃力に磨きをかけ、通算63本塁打という記録を残すなど「茨城の中田翔」とも称されることがあります。DeNAに入団後は、そのパワーに加え、スピードや守備力も兼ね備えた選手へと成長しております。50メートル走は6秒2、遠投は100メートルを超える強肩を持ち、様々な場面でチームに貢献しています。

人物

愛称は「ホソ」や「たかし」、2歳年下の弟も野球をしており、細川家はスポーツ一家とも言えるほどです。また、叔父には元競輪選手がいます。細川成也はこれからのプロ野球界で、その素晴らしい筋力と打撃力を武器に、ますますの成長が期待される選手です。

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