総合地所

総合地所株式会社について

総合地所株式会社は、マンション開発を中心に展開する不動産会社で、2015年からは長谷工グループの一員として新たな展開を迎えています。設立は1977年で、もともとは安宅産業の住宅部門を引き継いだものであり、住友銀行の支援を得て活動がスタートしました。現在、同社はファミリー向けの大規模マンションを数多く開発し、特に長谷工コーポレーションとの密接な関係を活かしながら、住宅市場における確固たる地位を築いています。

設立と歴史

総合地所株式会社は、安宅産業の破綻に伴い、同社の住宅部門を継承する形で設立されました。設立当初は安宅地所株式会社という名称でしたが、1984年に現在の総合地所株式会社へと商号を変更しました。
その後、1999年にはパルコートシリーズを展開する永昌不動産を合併し、2009年にはイトマンの倒産を受けてトータルハウジングを合併することで、事業をさらに拡大しました。

特に注目すべきは、リーマンショック前の2007年におけるマンション供給戸数で、全国で18位、近畿圏では10位にランクインするなど、その成長は目を見張るものがありました。供給総戸数は38,800戸に達しています。

白岡ニュータウンの開発

1987年から埼玉県白岡町の新白岡駅前で始まった白岡ニュータウンの開発は、同社の代表的なプロジェクトです。この地域では戸建住宅やマンションの新規開発と分譲が行われ、2017年にはその取り組みが認められ、グッドデザイン賞を受賞しました。このような実績は、同社が高いデザイン性と居住性を重視している証と言えるでしょう。

組織とグループの一員としての展開

本社を東京の港区に構え、大阪と名古屋にも支店を持つ総合地所は、長谷工コーポレーションに子会社化されたことにより、グループの一員として不動産事業を統括する長谷工不動産ホールディングスの傘下に入っています。

買収以降、同社は長谷工コーポレーションの戦略を受けて、より多角的な事業運営が進められています。特に、系列の関連会社である総合ハウジングサービス株式会社やルネ都市開発株式会社が、不動産管理や開発において重要な役割を果たしています。総合ハウジングサービスはマンション・ビルの管理業務を担い、長谷工管理ホールディングス傘下としても活動しています。

まとめ

総合地所株式会社は、数十年にわたり住宅業界での確固たる地位を築き上げてきました。特に、ファミリー向けマンションの提供に注力し、地域に根ざした開発を行っています。また、関連会社との協力や長谷工グループへの統合により、さらなる成長が期待されています。今後の新たなプロジェクトやビジョンに注目が集まります。

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