美馬市立穴吹
図書館は、かつて
徳島県美馬市に位置した市立の
図書館です。
1986年11月に竣工したこの
図書館は、翌年4月に穴吹町立
図書館として開館しました。
図書館の建物は鉄筋コンクリート造の4階建てで、
美馬市役所南館の2階にあり、利用者に便利な立地でした。
設備とサービス
この
図書館は観覧や貸出ができる多様な書籍を取り揃えていました。2階には児童書架と一般書架が設けられており、子供から大人まで幅広い年齢層が利用できるスペースがありました。利用時間は、午前9時から午後5時までで、定期的な休館日を設定していました。具体的な休館日は毎週火曜日に加え、祝日や資料整理日の第3木曜日、年末年始には
12月28日から
1月4日まで、また特別整理期間も設けられていました。
駐車場と交通アクセス
館内には、
美馬市役所穴吹庁舎駐車場に81台分の駐車スペースがあり、その他にも70台の駐車スペースが確保されていました。また、自転車用の駐輪場も10台分用意されており、来館者にとって便利なアクセスが提供されていました。さらに、JR
徳島線の
穴吹駅からは徒歩約10分の距離にあり、公道である
国道192号にも近いため、交通の便も良好でした。
歴史と背景
美馬市立穴吹
図書館は、
2005年には穴吹町の合併に伴い、現在の名称に変更されました。しかし、
2013年には市の行政機能を統合する計画が発表され、教育委員会事務局が市役所に移ることとなり、その結果
図書館は廃館の運びとなりました。
2013年8月31日には閲覧サービスや貸出資料の返却受付が終了し、翌日からは休館。最終的に10月1日に正式に廃館されました。穴吹地区に新たな
図書館が建設される予定はないとのことです。
周辺環境
美馬市立穴吹
図書館の近隣には、吉野川や交通の要所であるJR
穴吹駅があり、様々な施設も点在しています。具体的には、
美馬市役所や
美馬市保健センター、国見医院、トマト調剤薬局、さらには
阿波銀行と
徳島銀行の支店、そして
徳島県立穴吹高等学校など、住民の生活に便利な施設が多数所在しました。これにより、
図書館の利用者にとっても、様々なサービスを享受できる環境が整っていたと言えます。
参考文献
美馬市立穴吹
図書館に関する情報は、以下の文献を参照しています:
- - 棚橋満雄(1991)『徳島県の図書館』第一出版.
- - 阿波学会(1999)『阿波学会紀要第45号(総合学術調査報告 穴吹町)』徳島県立図書館.
- - 穴吹町企画広報課『広報あなぶき』穴吹町.
- - 美馬市市民環境部ふるさと振興課『広報みま』美馬市.