膳所本町駅

膳所本町駅：歴史と現状

膳所本町駅は、滋賀県大津市膳所二丁目に位置する、京阪電気鉄道石山坂本線に属する駅です。駅番号はOT07。古くからの歴史と、現代の利便性を兼ね備えた、地域に根付いた駅として親しまれています。

1. 開業から現在まで

膳所本町駅の歴史は、1913年（大正2年）3月1日にさかのぼります。当時は「膳所駅」として、大津電車軌道大津駅（現在のびわ湖浜大津駅）から当駅までの区間開業と同時に誕生しました。同年5月1日には、粟津駅まで路線が延伸されました。その後、幾度かの合併を経て、1927年には琵琶湖鉄道汽船、1929年には京阪電気鉄道に所属。1930年には大津線に、1936年には石山坂本線に所属路線が変更されました。そして1937年8月20日、現在の「膳所本町駅」へと改称されました。第二次世界大戦中の1943年には阪神急行電鉄（現在の阪急電鉄）に合併されましたが、1949年には再び京阪電気鉄道に戻り、現在に至っています。

2. 駅舎と構造

膳所本町駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。改札口は石山寺方面ホーム側に設置され、坂本方面ホームへは構内踏切で連絡しています。ホームの有効長は2両分です。かつてはICカード専用の改札機のみでしたが、2013年4月には一般の切符にも対応した自動改札機が導入されました。ただし、スルッとKANSAI共通磁気カードや企画乗車券には対応していません。駅員は平日朝の時間帯のみ配置されています。のりば番号は設定されていません。

3. 駅周辺環境

膳所本町駅周辺は、住宅地が広がり、落ち着いた雰囲気の地域です。駅周辺には、生活に便利なスーパーマーケットや飲食店などが点在しています。また、琵琶湖にも比較的近く、自然豊かな環境も魅力の一つと言えるでしょう。詳細な周辺情報については、地域のガイドマップやウェブサイトなどを参照ください。

4. アクセスと周辺交通

膳所本町駅へのアクセスは、京阪石山坂本線を利用するのが便利です。最寄りのバス停からのバス路線も複数あり、近隣の地域へのアクセスも良好です。自転車でのアクセスも多く、駐輪場も駅周辺に整備されています。車でのアクセスも可能ですが、駐車場の台数は限られています。

5. 参考文献

川島令三『【図説】日本の鉄道東海道ライン全線・全駅・全配線 第6巻 米原駅 - 大阪エリア』講談社、2009年8月20日
寺田裕一『改定新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日
高橋修『京阪電鉄、叡山電鉄、京福電鉄(嵐電) 1世紀の写真記録』アルファベータブックス、2017年6月5日

6. 関連情報

京阪電気鉄道公式ウェブサイト：膳所本町駅情報
* その他、地域の観光情報サイトなど

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