臨港パーク

横浜のオアシス、臨港パーク：再開発と魅力

横浜市西区みなとみらいにある臨港パークは、78,967平方メートルという広大な面積を誇る、みなとみらい地区最大の公園です。横浜港を望む絶好のロケーションに位置し、24時間無料で開放されているため、市民の憩いの場として親しまれています。パシフィコ横浜のすぐ裏手にあり、歩行者デッキで接続されているのも特徴です。

多彩な景観と魅力的な施設

園内には、緑豊かな芝生広場や、かつては潮の満ち引きを楽しめる潮入りの池がありました。2022年の再整備により、潮入りの池は埋め立てられ芝生となり、新たに砂浜が誕生しました。さらに、2025年度には先端部にも砂浜の整備が予定されています。アーチ橋や階段状の護岸など、景観にも配慮された設計が施されています。

レストハウスやカフェ・レストランなどの施設も充実しており、2025年初夏には、カフェやレストラン、ランニングステーションなどを備えた3階建ての複合施設がオープン予定です。これらの施設は、公園利用者の利便性を高めるとともに、新たな魅力を生み出すものと期待されています。

歴史と未来を繋ぐ、アートとイベント

臨港パークには、アート作品も点在しています。崔正化作の「フルーツ・ツリー」や豊田豊作の「歴史と未来への讃歌―虹空間 '95」など、現代アートと自然が調和した空間は、散策する人の心を豊かにします。「日本人ペルー移住100周年記念像」など、歴史を刻むモニュメントも設置されています。

イベントも盛んに行われており、横浜開港祭やみなとみらいスマートフェスティバルなど、多くの人が集まる一大イベントの開催地となっています。過去には、レッドブル・クラッシュドアイス横浜も開催され、話題を呼びました。映画やドラマの撮影にも度々使用されており、多くの作品で臨港パークの美しい風景を見ることができます。

東日本大震災からの復興と更なる発展

2011年の東日本大震災では大きな被害を受け、一時閉鎖されましたが、その後、復旧作業を経て一部開放され、現在に至ります。災害時の備えとして、地下には大容量の耐震型循環式地下貯水槽が設置されています。

現在、臨港パークでは大規模な再開発事業が進められています。パシフィコ横浜との接続デッキの改修、公園先端部の整備による人工海浜の造成、そして新たなカフェ・レクリエーション拠点の整備など、2025年度の完成を目指した計画が進行中です。これらの整備によって、臨港パークはさらに魅力的な空間へと生まれ変わり、横浜の新たな観光スポットとして更なる発展が期待されています。

アクセス

みなとみらい線みなとみらい駅より徒歩5分
みなとみらい線新高島駅より徒歩10分
* JR桜木町駅より徒歩15分


臨港パークは、自然と都市が融合した、魅力あふれる公園です。横浜を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。

もう一度検索