芦ノ牧温泉南駅

芦ノ牧温泉南駅

芦ノ牧温泉南駅（あしのまきおんせんみなみえき）は、福島県会津若松市大戸町に位置する、会津鉄道会津線の駅です。のどかな風景の中に佇むこの駅は、周辺地域へのアクセス拠点となっています。

歴史

当駅は、1932年（昭和7年）12月22日に国有鉄道の桑原駅（くわばらえき）として開業しました。その後、1971年（昭和46年）8月29日に貨物および荷物扱いが廃止され、駅員無配置駅となりました。ただし、運転要員のみ継続して配置されました。

1980年（昭和55年）12月1日には、大川ダム建設に伴う線路の移設により駅が移転し、同時に無人化されました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となり、同年7月16日に会津鉄道へ転換されると同時に、現在の芦ノ牧温泉南駅へと改称されました。

駅構造

芦ノ牧温泉南駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。ホームには高さの異なる待合室があり、階段で結ばれています。階段下側にもベンチが設置されており、利用者を温かく迎え入れています。
駅名標には「若郷湖畔のさざなみ」と記されており、この地域の自然豊かな情景が表現されています。移転前の桑原駅時代も単式ホーム1面1線であり、給水塔の設備を有していました。

利用状況

会津鉄道によると、2016年度の1日平均乗車人員は3人でした。

駅周辺

駅周辺は大川ダム建設による代替地として造成された桑原集落です。駅名に「芦ノ牧温泉」とありますが、実際の温泉地からは距離があります（最寄りの駅は2つ隣の芦ノ牧温泉駅）。駅周辺に温泉施設はありません。

若郷湖
大川湖面橋 - 福島県道214号芦ノ牧温泉南停車場線

隣の駅

会津鉄道

■会津線

□快速「リレー号」

通過

□快速「AIZUマウントエクスプレス」・□快速（無愛称の会津若松行き）・■普通（「リレー号」含む）

大川ダム公園駅 - 芦ノ牧温泉南駅 - 湯野上温泉駅

脚注

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

芦ノ牧温泉南駅
“CTO7627-C1C-25 田島”. 地図・空中写真閲覧サービス. 国土地理院 (1976年10月22日). 2021年6月21日閲覧。

1976年（昭和51年）の桑原駅周辺。桑原集落の東側では新駅周辺の造成と新線の建設が行われている。

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