西京極駅

西京極駅について

西京極駅（にしきょうごくえき）は、京都府京都市右京区に位置する阪急電鉄京都本線の駅であり、駅番号はHK-82です。この駅は、京都市西京極総合運動公園の近隣にあり、「西京極総合運動公園前」という副駅名が付されています。

歴史

駅名の「西京極」は、古代の平安京における南北道路、西京極大路に由来しています。この道の延長線上に駅が位置しており、1928年に開業された際は、その周辺は京都府葛野郡京極村と呼ばれていました。

年表

• - 1928年（昭和3年）11月1日：新京阪鉄道の高槻町駅から京都西院駅までの延伸とともに駅が開業。
• - 1930年（昭和5年）9月15日：会社合併により京阪電気鉄道新京阪線の駅となる。
• - 1943年（昭和18年）10月1日：再び会社合併が行われ、京阪神急行電鉄（現在の阪急電鉄）に属する駅となる。
• - 1949年（昭和24年）12月1日：新京阪線が京都本線に改称され、当駅もこの路線に組み込まれる。
• - 1972年（昭和47年）8月：ホームの有効長を160mに延長。
• - 1988年（昭和63年）4月：第43回国民体育大会に向けて改良工事が施され、駅舎が新しくなり、西側に臨時改札口とスロープが設置。
• - 1997年（平成9年）3月2日：これまで普通列車のみが停車していた駅に、快速や急行・準急が停車するようになる。
• - 2013年（平成25年）12月21日：駅番号が導入される。
• - 2022年（令和4年）12月17日：急行列車が停車するようになる。

駅構造

西京極駅は、相対式2面2線の高架駅で、基本的には停留所とされます。改札口やコンコースは下りホーム側にあり、上りホーム側にはイベント開催時に利用される臨時の改札口があります。1988年に改築された駅舎は、旧駅舎のイメージを受け継がず、新京阪時代の様式を模して設計されています。臨時改札口は、貨物線の遺構跡に設けられています。

利用状況

2022年の通年平均乗降人員は14,598人で、阪急電鉄全体では第47位の利用状況です。1997年以降、多くの優等列車が停車するようになり、特にプロ野球や学生野球のイベントに合わせた臨時列車も運行されることがあります。

駅周辺

バス路線

2015年3月からは、駅前広場に京都市バスが乗り入れるようになりました。主な系統は下記の通りです。

• - 84号系統：太秦天神川駅前行／久世橋通 京都駅八条口アバンティ前行
• - 特27号系統：光華女子学園前・西大路四条経由 馬塚町行

また、徒歩圏内に他の停留所もあり、京都市バスや京都バスも各方面への利便性を提供しています。

隣の駅

阪急電鉄の京都本線において、この駅の隣には桂駅（HK-81）と西院駅（HK-83）が存在します。特に、西京極総合運動公園での大規模イベント日には、準特急が臨時停車することがあります。

駅は、歴史深い京都市内にあって重要な交通の要所となっており、地域の交通利便性を支える存在となっています。

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