西山茂行

西山茂行について

西山茂行（にしやま しげゆき）は、1958年4月15日生まれの日本の実業家であり、馬主としても知られています。広く愛される愛称「しげちゃん」で親しまれる彼は、西山興業グループの代表を務め、多岐にわたるビジネスを展開しています。具体的には、オーシャンヴェールリゾートをはじめ、金融業やレストラン業に携わっており、南房パラダイス、館山カントリークラブ、館山ファミリーパーク、館山グランドホテル、いこいの村たてやまなど、多くの施設を運営していました。しかし、2012年4月以降は、館山カントリークラブのみが営業を続けています。

彼の家族についても触れておくと、父親は西山正行で、大馬主として知られた人物です。西山茂行は父の跡を継ぎ、個人名義で日本中央競馬会ならびに地方競馬全国協会に馬主登録をしているため、競馬界でもその名が知られています。

野球と競馬への情熱

西山氏は、野球ファンでも知られており、特に読売ジャイアンツのファンとして知られていますが、実は巨人に対してはアンチ的な立場を取っています。なんと、東京ドームのジャイアンツシーズンシートを購入し、ジャイアンツ戦を観戦しつつ楽しむスタイルをとっています。また、元々は中日ドラゴンズの大ファンだったものの、現在は埼玉西武ライオンズの応援をしています。

馬主活動の詳細

馬主としては、西山興業の従業員からの提案を受けて馬名を決定し、勝負服のデザインは黄と紫の三本輪に白袖を取り入れています。また、冠名には「ニシノ」と「セイウン」を使用し、これらは自家生産馬だけでなく市場購入馬にも併用されています。西山牧場の代表としてオーナーブリーダーの顔も持ち、日刊スポーツにおいては「言わせてもらう」と題された競馬コラムを土曜日に連載しています。

かつては西山牧場を運営していましたが、2008年に生産牧場であるダーレー・ジャパン・ファームに売却し、現在は所有する繁殖牝馬を他の牧場に預託しています。過去には多くの優秀な競走馬を所有し、特にGI級競走優勝馬として知られるのは、セイウンコウセイ（2017年高松宮記念、2018年函館スプリントステークス）やニシノデイジー（2018年札幌2歳ステークス、東京スポーツ杯2歳ステークス、2022年中山大障害）などです。

所有馬の実績

重賞競走においても多くの成果を収めており、ニシノナースコール（2005年秋華賞3着、2009年エンプレス杯）やニシノチャーミー（2006年函館2歳ステークス）、ニシノブルームーン（2010年中山牝馬ステークス）、ネロ（2016年、2017年京阪杯）など、多数の馬が名を馳せています。また、他にもセイウンニムカウ（2005年アーリントンカップ2着）やニシノドコマデモ（2005年青葉賞2着）など、数えきれないほどの優秀な馬を所有してきました。

著書と影響

西山茂行は、著書も多く手掛けており、1987年には『馬主がバラした馬券術―アッと驚く競馬界の裏のウラ』を出版し、その後も『馬主が書いた一日一言』や『これでウマレン万馬券がとれる!!』など、競馬に関する知識を広めています。さらに、「なぜ弱い関東馬―なぜ強い関西馬」という著作では、競馬界の現状について考察を行っています。

おわりに

西山茂行は、その実業家としての活動に加え、馬主活動や野球文化への寄与を通じて、多くのファンや関係者に影響を与え続けています。

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