西新宿五丁目駅

西新宿五丁目駅について

西新宿五丁目駅は、東京都新宿区西新宿五丁目に位置する、東京都交通局（都営地下鉄）大江戸線の駅です。駅番号はE29で、「清水橋（しみずばし）」という副名称が設定されています。この駅の特徴として、12文字という東京の地下鉄駅の中で最も長い読み仮名を持つことが挙げられます。

歴史

この駅は、東京都庁が千代田区丸の内・有楽町から新宿区西新宿へ移転したことに伴い設置された駅の一つです。大江戸線の計画当初は、光が丘・練馬地区から新宿駅への接続を目的とし、中野坂上から青梅街道を経由して新宿駅に至るルート（丸ノ内線の直下を並行）が予定されていました。

しかし、東京都庁の西新宿移転が決定したことで、都庁へのアクセス路線としての機能も考慮されることになりました。そのため、ルートは変更され、工事の容易さや都庁舎建設予定地との兼ね合いから、中野坂上から清水橋交差点付近、新宿中央公園、東京都庁を経由して新宿駅を結ぶ現在のルートが採用されました。この変更に伴い、中野坂上と東京都庁の中間に当駅が設置されることになりました。なお、当初の計画ルートを通る丸ノ内線には、東京都庁の西新宿移転から5年後に西新宿駅が新設されています。

年表

1997年（平成9年）12月19日：都営12号線の駅として開業。
2000年（平成12年）4月20日：都営12号線が大江戸線に改称。
2007年（平成19年）3月18日：ICカード「PASMO」の利用が可能となる。
2013年（平成25年）4月27日：ホームドアが設置され、都営大江戸線の全駅でホームドアが使用開始。

駅名の由来

副名称である「清水橋」の由来は、かつてこの付近を流れていた神田川の支流である和泉川に架かっていた「清水橋」に由来します。この支流は1964年に暗渠化され、現在は遊歩道となっていますが、橋の名前は駅近くの交差点名として残っています。駅所在地は新宿区ですが、清水橋は渋谷区に位置しています。開業前の仮駅名は「十二社（じゅうにそう）」でした。

駅構造

西新宿五丁目駅は、島式ホーム1面2線の地下駅です。

のりば

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は27,336人（乗車人員：13,954人、降車人員：13,382人）です。開業以来、利用者数は増加傾向にあります。

駅周辺

駅は新宿区の西新宿四丁目と五丁目の境界に位置しており、周辺にはオフィスビルや昔ながらの住宅が混在しています。また、渋谷区や中野区との境界にも近く、A2出口からは渋谷区本町三丁目の町域まで約50m、中野区弥生町一丁目の町域まで約300mしか離れていません。

主な周辺施設

渋谷区役所本町出張所
西新宿四丁目郵便局
東放学園
東放学園音響専門学校
東放学園映画専門学校
STUDIO Dee（ライブハウス）
専門学校東京アナウンス学院
東放学園高等専修学校
東京都交通局渋谷自動車営業所新宿支所
関東国際高等学校
新宿区立新宿養護学校
渋谷区立渋谷本町学園
駒ヶ嶺医院
峰岸医院
伊藤園本社
一般社団法人東京都自動車整備振興会
東急ステイ西新宿
アパホテル&リゾート 西新宿五丁目駅タワー
清水橋交差点
東京都道317号環状六号線（山手通り）
東京都道432号淀橋渋谷本町線
東京都道14号新宿国立線（方南通り）

※ ★印は、到着時の車内アナウンスで最寄り施設として放送される施設です。

バス路線

西新宿五丁目駅からは以下の京王バス路線が利用できます。

宿32：新宿駅西口行 / 佼成会聖堂前行（多田小学校経由）
宿33：新宿駅西口行 / 永福町行（多田小学校・方南町駅経由）
宿35：新宿駅西口行 / 杏林大学杉並病院行（多田小学校・佼成会聖堂前経由）

隣の駅

東京都交通局（都営地下鉄）大江戸線

都庁前駅 (E 28) - 西新宿五丁目駅 (E 29) - 中野坂上駅 (E 30)

脚注

東京都統計年鑑
* 東京都交通局 各駅乗降人員

外部リンク

西新宿五丁目駅 | 都営地下鉄 | 東京都交通局

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