西新発田駅

西新発田駅について

西新発田駅（にししばたえき）は、東日本旅客鉄道（JR東日本）が運営する白新線の駅で、新潟県新発田市弓越（みこし）に位置しています。この駅は、地域の交通の重要な拠点として存在しています。

歴史

当駅は、開業当初の1957年（昭和32年）から規模が小さく、周囲からの発展に対して十分な設備を整えていませんでした。当時、駅員は配置されておらず、ホームの長さもわずか2両分しかありませんでした。この状態が長く続いたため、行き違いができないという運行上の支障が生じることが多々ありました。

しかし、その後の環境改善に向けた取り組みが実施され、JR東日本と新発田市の協力により約8億円をかけた整備事業が行われました。これにより、2000年（平成12年）秋には新たに駅舎が移転して新築され、また交換設備や駅前広場、進入路といった付帯設備も整備されて、利便性が大きく向上しました。

年表

• - 1957年（昭和32年）4月1日: 西新発田駅開業。
• - 1987年（昭和62年）4月1日: 国鉄の分割民営化により、JR東日本の駅に。
• - 2000年（平成12年）10月6日: 駅舎が新発田寄りに200メートル移転、同年12月2日のダイヤ改正に伴い、構内が複線化される。
• - 2006年（平成18年）1月21日: ICカード「Suica」の利用が可能となる。

駅構造

西新発田駅は2面2線を有する相対式ホームの地上駅であり、跨線橋を用いて両ホームが接続しています。この駅は無人駅として運営され、新潟駅が管理しています。北口と南口にはそれぞれ待合室があり、どちらにも簡易のSuica改札機が設置されています。また、1番線の待合室には自動券売機や列車位置情報ディスプレイがあり、2番線の待合室には乗車駅証明書発行機が設置されています。

駅前広場は北口側にのみあり、駐輪場やトイレなどの施設が整っています。また、昼間のみタクシーが常駐しています。

利用状況

新発田市の移動の円滑化を目的とした基本構想によれば、2008年度の当駅の1日平均乗車人員は約900人でした。

駅周辺

駅の北口側は「西新発田駅前土地区画整理事業」によって新たに開発され、商業施設や新興住宅地が形成されています。具体的には、国道460号（新発田南バイパス）やイオンモール新発田、ショッピングセンターのパテオ西新発田などがあります。また、地域の教育機関として新発田市立住吉小学校や新発田市立第一中学校も近隣に位置しています。

一方、南口側にはマツキドライビングスクール新潟西しばた校が存在し、水田が広がっている未開発のエリアとなっています。

バス路線

北口のロータリーには「西新発田駅前」バス停があり、市内の循環バス「あやめバス」が発着します。内回りと外回りの2ルートが設定されており、地域内をスムーズに移動できます。また、旧駅舎の近くには新潟交通観光バスの発着点も存在し、利便性をさらに高めています。

隣接駅

• - 白新線: 佐々木駅 - 西新発田駅 - 新発田駅

このように西新発田駅は、地域の交通網の中核を担う重要な駅として機能しており、周辺インフラの充実と共に発展を続けています。

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