西鉄平尾駅

西鉄平尾駅について

西鉄平尾駅（にしてつひらおえき）は、福岡県福岡市中央区平尾二丁目に位置する西日本鉄道（西鉄）天神大牟田線の駅です。駅番号はT03で、ホームの有効長は8両分です。この駅名に「西鉄」と付いているのは、かつて国鉄筑肥線に存在した平尾駅との区別を目的としています。

歴史

西鉄平尾駅は、1924年4月12日に八幡駅として開業しましたが、その後平尾駅に改称されました。1939年には九鉄平尾駅に改名され、1942年には現在の西鉄平尾駅に改名されました。この駅は1955年に駅舎の改築が行われた他、1978年には西鉄平尾 - 大橋間の高架化が実施されました。

1993年と1995年にも駅舎の改築や高架化が整備されるなど、駅は時代とともに進化してきました。2004年からは複合型新駅舎の建設工事が開始され、2006年に完成しました。また、2008年にはICカードnimocaが利用可能になりました。近年では、2017年に駅ナンバリングも導入され、2024年にはさらなるダイヤ改正が予定されています。

駅構造

この駅は相対式ホーム2面2線を持つ高架駅で、出入口は2か所あります。駐輪場は駅前の道路を越えて南区側に位置しており、駅ビルと駐輪場はそれぞれのホームからアクセスできます。以前はホーム端に踏切がありましたが、現在は駅下に改札口が設置されています。

利用状況

2023年度のデータによると、1日平均乗降人員は13,689人で、西鉄の駅の中では第13位に位置しています。年ごとの乗降者数も記録されていますが、地元の利用者が多いことが特徴です。

駅周辺

西鉄平尾駅は中央区の南端に位置し、駅前を渡ると南区になります。周囲は住宅地が広がり、小規模な商店も点在していますが、大型商業施設や学校はあまり見られません。これにより、主な利用者は地域住民が中心となっています。

駅前の道路は過去に存在した国鉄筑肥線の廃線跡を整備したもので、「筑肥新道」として知られています。駅周辺には県道が複数通っており、交通の便が良いのも特徴です。筑肥線の廃止前には、平尾駅から筑前高宮駅へのアクセスがありました。

近隣施設

西鉄平尾駅周辺には、NTT平尾ビルや福岡赤十字病院、福岡市動植物園などの施設が点在しており、地域の生活を支える重要なインフラとなっています。また、駅ビルにはテナントとしてローソンや飲食店も入居しており、利便性を高めています。

バス路線

駅周辺には西鉄バスの停留所が整備されており、天神や博多駅方面へのバスが運行されています。市内のバス路線も充実しており、利用者の移動がスムーズに行われています。

このように、西鉄平尾駅は単なる交通機関以上の役割を果たし、地域に根ざした重要な拠点となっています。

もう一度検索