豊前桝田駅

豊前桝田駅 (ぶぜんますだえき) 概要

豊前桝田駅は、福岡県田川郡添田町の桝田に位置するJR九州が運営する日田彦山線BRTのバス停留所です。この駅は、九州旅客鉄道（JR九州）の日田彦山線の鉄道駅でもありますが、2017年に発生した九州北部豪雨の影響で、現在のところは鉄道駅は運行を休止しています。

歴史

豊前桝田駅は1942年8月25日に開業しました。これは田川線の西添田から彦山までの延伸に伴うもので、1960年には区間が分離され日田彦山線に属するようになりました。その後、1971年には貨物の取り扱いが廃止され、荷物扱いも廃止されたことで無人駅となります。1987年には国鉄の分割民営化により、九州旅客鉄道に引き継がれました。

2017年の九州北部豪雨によって駅は休止状態となり、2023年8月28日には日田彦山線BRTが開業し、駅前に新たな乗降場が設けられることになりました。

駅構造

豊前桝田駅は、一般道を走行する区間に位置しており、BRTの運行開始以来、鉄道駅のホームから西側の県道52号線に沿って乗降場が設けられています。平成29年豪雨による運休の際の代行バスの発着所とほぼ同じ位置にBRTの停留所も位置しています。

日田方面行きのバスは、鉄道駅敷地内に設置された停車スペースで運行され、運行状況を示す表示器も設置されています。添田方面行きのりばはストレート型で、道路脇には待合スペースがあります。

かつて鉄道駅は、1面1線の単式ホームを有していましたが、昔は2線の島式ホームが存在し、石炭の積み出しも行われていました。現在の駅には、木造の駅舎は取り壊され、プラットフォームとその上に待合所がある無人駅として残っていますが、鉄道施設の中でプラットフォームは残存しているものの、鉄道の敷地は撤去されています。

駅周辺

周辺には、添田町バスが運行する路線もあり、以前より当駅前を発着する路線が存在しています。桝田駅の停留所も、代行バスやBRTの停留所と同一の位置にあります。また、駅周辺には福岡県道52号八女香春線や桝田簡易郵便局、英彦山病院も点在しています。

添田町バスの「桝田駅」バス停も県道52号上にあり、日田彦山線BRTの停留所と同じ位置に設けられています。BRTの開業に伴い、原則として重複する添田駅から彦山駅間の運行は廃止されましたが、平日の朝には1便のみ、当停留所から添田駅方面に向かう別の経路の便が設定されています。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

• - 日田彦山線（休止中）

- 歓遊舎ひこさん駅 - 豊前桝田駅 - 彦山駅

JR九州バス（・JR九州）

• - 日田彦山線BRT（BRTひこぼしライン）

- 貴船橋駅 - 豊前桝田駅 - 柳原駅

豊前桝田駅は、地域の交通の要所として重要な役割を果たしている駅であり、今後の発展が期待されます。

もう一度検索