豊島翔平

豊島 翔平

豊島 翔平（とよしま しょうへい）は、1989年1月9日に東京都で生まれた日本のラグビー選手である。主なポジションはフルバック（FB）。ジャパンラグビーリーグワンに参戦する東芝ブレイブルーパス東京に所属し、チームの中心選手として活躍している。

プロフィールと人物

身長175cm、体重85kgと、フルバックとしてはバランスの取れた体格を持つ。ニックネームは「トヨ」。家族には弟の直哉氏がおり、彼もまたラグビー選手として活動している（現在の所属は横河武蔵野）。

経歴

豊島がラグビーというスポーツに出会ったのは13歳の時だった。その後のキャリアを通じて、彼は着実に才能を開花させていく。

高校は東海大学付属相模高等学校に進学し、ラグビー部で研鑽を積んだ。高校卒業後、2007年には東海大学へ進学。大学ラグビー界で注目を集める選手の一人となり、チームの躍進に貢献する。特に、大学3年次には第46回全国大学ラグビーフットボール選手権大会でチームを準優勝に導き、翌4年次の第47回大会でもベスト4進出を経験した。東海大学時代のチームメイトには、後に日本代表として活躍する木津武士、リーチマイケル、三上正貴といった錚々たるメンバーが名を連ねており、ハイレベルな環境でプレーしていたことがうかがえる。

大学卒業後の2011年、豊島はトップリーグの名門、東芝ブレイブルーパス（現在の東芝ブレイブルーパス東京）に加入した。プロ選手としてのキャリアをスタートさせ、チームに貢献していく。

公式戦でのデビューは、加入翌年の2012年9月1日に行われたジャパンラグビートップリーグ第1節、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦。この試合に先発フルバックとして出場し、プロキャリアにおける記念すべき第一歩を記した。

代表歴

豊島はその才能を買われ、若い頃から様々なカテゴリーの日本代表に選出されている。

まず、U20日本代表に選ばれた経験を持つ。これは若手選手の登竜門ともいえるカテゴリーであり、将来を嘱望されていたことを示している。また、日本A代表としてもプレーしたことがある。これは日本代表候補選手や次世代を担う選手が集まるチームであり、国際舞台での経験を積む機会を得た。

そして、豊島の代表キャリアにおいて特筆すべきは、7人制ラグビー日本代表としての活躍である。2013年には、世界的な大会であるラグビーワールドカップセブンズ2013の日本代表スコッドに選出された。さらに、2016年には、南米ブラジルのリオデジャネイロで開催された第31回夏季オリンピックにおいて、7人制ラグビー日本代表としてオリンピックに出場するという栄誉に浴した。オリンピックという最高の舞台での経験は、彼の選手としての成長に大きな影響を与えたことは想像に難くない。

現在も東芝ブレイブルーパス東京の一員として、ジャパンラグビーリーグワンでプレーを続けており、その豊富な経験と確かなスキルでチームを支えている。

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