財務省設置法

財務省設置法について

財務省設置法は、財務省の組織や役割を定める日本の法律です。この法律は、財務省がどのような目的で、どのような仕事を行い、どのような組織で動いているのかを明確にしています。法令番号は平成11年法律第95号で、所管官庁は財務省自身です。

概要

この法律は、財務省を設置する根拠となるもので、財務大臣がその長であると規定しています。

構成

法律は以下の構成で成り立っています。

第1章：総則
法律全体の基本的な事項を定めています。（第1条）
第2章：財務省の設置並びに任務及び所掌事務
財務省の設置、任務、所掌事務について規定しています。
第1節：財務省の設置（第2条）
第2節：財務省の任務並びに所掌事務（第3条・第4条）
第3章：本省に置かれる職及び機関
財務省本省の組織について規定しています。
第1節：特別な職（第5条）
第2節：審議会等（第6条-第8条の2）
第3節：削除
第4節：地方支分部局（第12条-第17条）
第4章：国税庁
国税庁の組織について規定しています。
第1節：設置並びに任務及び所掌事務
第1款：設置（第18条）
第2款：任務及び所掌事務（第19条・第20条）
第2節：審議会等（第21条）
第3節：特別の機関（第22条）
第4節：地方支分部局（第23条・第24条）
第5章：雑則
その他の規定を定めています。（第25条-第27条）
附則
法律の施行に関する規定を定めています。

沿革

財務省設置法は、過去に大蔵省設置法として存在していました。

1949年（昭和24年）5月31日：大蔵省設置法が公布されました。
1999年（平成11年）7月16日：財務省設置法が公布されました。中央省庁等改革関係法施行法により、2001年1月6日に施行され、大蔵省設置法は廃止されました。この改正は、中央省庁再編の一環として行われました。

財務省の任務規定

第3条には、財務省の任務として「健全な財政の確保を図ること」が明記されています。しかし、この規定は、積極財政論者から批判されることがあります。彼らは、国債発行による財政出動を主張しており、緊縮財政を重視するこの規定とは対立する立場を取っています。

脚注

特になし

外部リンク

財務省組織令 - e-Gov法令検索
財務省組織規則 - e-Gov法令検索


この法律は、財務省の活動の基盤となる重要な法律であり、その内容を理解することは、日本の財政や行政について深く知る上で不可欠です。

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