赤嶺政賢

赤嶺政賢のプロフィール

赤嶺政賢（あかみねせいけん）は1947年12月18日に生まれた、日本の政治家で日本共産党に所属する衆議院議員です。彼は8期にわたり衆議院に議席を有し、また那覇市議会議員としても3期務めた経歴があります。

学歴と初期のキャリア

赤嶺は沖縄民政府小禄村（現在の沖縄県那覇市）で農家の家庭に生まれ、那覇教育区立高良小学校、小禄中学校、沖縄県立那覇高等学校を経て、東京教育大学文学部を卒業しました。大学在学中の1967年には日本共産党に入党し、その後、沖縄県内の高等学校で教師としてのキャリアをスタートさせます。

政治家としてのスタート

1985年、那覇市議会議員選挙に出馬し当選。彼はその後、3期にわたって市議として活動したのち、2000年の第42回衆議院議員総選挙に挑戦します。沖縄1区からの公認候補として出馬しましたが、当時の公明党の候補に敗れました。しかし、比例九州ブロックで復活当選を果たしました。

2003年の選挙では、再び沖縄1区から出馬しましたが、再度敗北。しかし比例復活で再選し、2005年には第三回の当選を果たしました。その後も選挙での激闘が続きました。2014年の第47回衆議院議員総選挙では、「オール沖縄」として名乗りを上げて当選し、6選を達成します。これは日本共産党が小選挙区で議席を獲得したのが18年ぶりという大きな意味を持ちました。

政策と主張

赤嶺は主に安全保障、経済政策、その他の社会問題に関する様々な見解を持ちます。在日米軍によるオスプレイの日本への配備に反対し、憲法9条の改正にも反対しています。彼はまた、集団的自衛権の行使容認や安全保障関連法の成立を評価せず、北朝鮮問題に関する安倍内閣の取り組みも批判しています。

経済面では、原子力発電の廃止を強く訴え、アベノミクスには否定的な意見を持っています。彼は財政赤字が危機的な水準にあると見なし、税制改革として高所得者への課税強化を支持しています。また、消費税率を長期的に引き上げることにも反対です。

その他の立場

赤嶺は、静岡空港の建設に対する反対運動には参加したこともあるほか、国会議員定数削減には否定的です。また、選択的夫婦別姓の導入を賛成し、教育の無償化を進めるべきと提言しています。