軽井沢絵本の森美術館

軽井沢絵本の森美術館は、長野県北佐久郡軽井沢町にある、絵本をテーマにした美術館です。雄大な自然に囲まれた「ムーゼの森」の中にあり、1990年7月の開館以来、多くの人々に愛されてきました。

美術館は、15,000平方メートルもの広大な敷地に、複数の建物が点在しています。その設計は類設計室によるもので、森の景観と調和した美しい建築が特徴です。

主な施設としては、欧米絵本の歴史を紹介する第一展示館、企画展を開催する第二展示館、そして絵本を自由に閲覧できる絵本図書館があります。これらの展示館では、貴重な絵本の原画や資料を展示し、絵本の歴史や文化を多角的に紹介しています。また、絵本に関連したグッズを販売するショップや、軽食が楽しめるカフェも併設されており、一日中ゆったりと過ごせます。

第一展示館では、吉田新一文庫など、貴重なコレクションを見ることができます。第二展示館では、季節ごとにテーマを変えた企画展が開催され、常に新しい発見があります。絵本図書館は、子供から大人まで、幅広い年齢層が楽しめる空間です。静かな森の中で、お気に入りの絵本を見つけて、読書に浸るのも良いでしょう。

美術館の周辺には、ピクチャレスクガーデンやイベントスペース「森の家」などの施設もあります。ピクチャレスクガーデンでは、自然と調和した美しい庭園を散策できます。イベントスペース「森の家」では、ワークショップやイベントなどが開催され、訪れるたびに新しい魅力を発見できます。

開館時間は、通常は午前9時30分から午後5時までですが、12月から1月までは午前10時から午後4時までとなります。休館日は、1月中旬から2月までと、通常は毎週火曜日です。ゴールデンウィークや7～9月は無休です。

アクセスは、しなの鉄道中軽井沢駅から町内循環バスで約10分、「風越公園」下車、徒歩約5分です。また、軽井沢駅から軽井沢美術館・観光循環バス南コースで約20分、「ムーゼの森」下車、すぐという方法もあります（夏期のみ）。

周辺には、ムーゼの森、エルツおもちゃ博物館・軽井沢、軽井沢タリアセン、風越公園など、魅力的な観光スポットが点在しています。これらのスポットと合わせて訪れることで、軽井沢の豊かな自然と文化を満喫できます。

軽井沢絵本の森美術館は、単なる美術館という枠を超え、絵本を通じて人々の心を豊かにする、癒やしの空間です。絵本好きはもちろんのこと、自然の中で静かに過ごしたい方にもおすすめです。川西芙沙氏を顧問、吉田新一氏を名誉顧問に迎え、質の高い企画と運営が続けられています。一度訪れて、絵本の世界に浸ってみてください。

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