近藤和義

近藤和義（こんどう かずよし）

1934年1月5日生まれ。大分県出身の政治家で、大分県議会議員を4期務めた。

生い立ちと地域活動

1934年、大分県大分郡湯布院町（現在の由布市）に生まれる。1952年に大分県立玖珠高等学校を卒業後、湯布院町農業協同組合の理事を務めた。また、湯布院町農業委員会委員を2期務める傍ら、湯布院町青年団の団長や湯布院町消防団の副団長にも就任するなど、地域社会で幅広く活躍した。

政治家としてのキャリア

1992年、湯布院町議会議員選挙に初当選し、2期務めた後、1999年には大分県議会議員選挙で初当選を果たし、以後4期にわたり県議を務めた。2008年には大分県議会の副議長（第88代）に就任している。

自由民主党に所属し、大分県支部連合会では、総務会長、県民運動本部長、選挙対策副本部長、筆頭副幹事長、党紀委員長など、数々の要職を歴任した。

政策と主張

近藤は、第一次産業の再生と観光産業の振興を重要な政策課題として掲げている。特に、「山桜日本一の里づくり」を提唱し、自らが組合長を務めるおおいた森林組合と協力し、荒廃した土地への広葉樹の植樹活動を積極的に展開している。

また、由布市における公共下水道の未整備を問題視し、大分川の水質汚染に警鐘を鳴らしている。さらに、旧挾間町が大分川を水源としている現状を指摘し、大分川に代わる新たな水源の確保を強く訴えている。

発言と関連する出来事

2011年10月10日、「由布院牛喰い絶叫大会」に出席した際、「セシウム牛はいりません」と絶叫したことが物議を醸した。この発言について近藤は、国の対応への批判と牛肉の安全確保を促す意図があったと説明した。また、「被災地の農家や牛を差別する意図はなかった」と述べているが、「言葉足らずだったかもしれない」とも語っている。

受章

2019年、長年の地方自治への貢献が認められ、旭日小綬章を受章した。

関連事項

大分川: 近藤は水質汚染問題に警鐘を鳴らしている。
由布院温泉: 現在の活況には、湯布院町農業協同組合の尽力があった。

外部リンク

大分県議会議員 近藤和義 公式サイト
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