湯布院町

湯布院町について

湯布院町（ゆふいんちょう）は、かつて大分県の中央部に位置し、大分郡に属していた町です。由布岳の麓に広がる美しい自然と、豊富な温泉が特徴でした。2005年10月1日に挾間町、庄内町と合併し、由布市となりましたが、現在も「湯布院町」の地名は大字として残っています。

地理

湯布院町は、由布岳をはじめとする山々に囲まれた盆地に位置しています。町内には、以下のような自然豊かな場所がありました。

山: 由布岳
湖沼: 金鱗湖、山下湖

これらの自然は、湯布院の美しい景観を作り出す上で重要な役割を果たしていました。

歴史

湯布院町の歴史は、以下の出来事を通じて語ることができます。

1955年（昭和30年）2月1日: 由布院町と湯平村が合併し、新たな湯布院町が発足しました。町名は両者の地名から一文字ずつ取って名付けられました。
1966年（昭和41年）10月25日: 昭和天皇、香淳皇后が国民体育大会に合わせて県内を行幸啓。その際、町内の湯布院駐屯地や湯布院青少年スポーツセンターなどを訪問されました。
2005年（平成17年）10月1日: 挾間町、庄内町と合併し、由布市となり、湯布院町としての歴史に幕を閉じました。

町名について

町名や高速道路のインターチェンジ名は「湯布院」と表記されますが、駅名や温泉名は「由布院」と表記されます。国民保養[[温泉地]]の名称は「湯布院温泉」です。これは、湯布院町内の温泉地全体を指す名称で、由布院温泉だけでなく、湯平温泉や塚原温泉も含まれます。

行政

湯布院町の歴代町長は以下の通りです。

初代: 岩男頴一
2003年以降: 佐藤哲紹

地域

教育

湯布院町内には、以下の小中学校がありました。

湯布院町立湯布院中学校
湯布院町立由布院小学校
湯布院町立塚原小学校
湯布院町立湯平小学校
湯布院町立川西小学校

交通

空港

最寄りの空港は大分空港です。

鉄道

JR久大本線が町内を通っており、以下の駅があります。

由布院駅
南由布駅
湯平駅

中心駅は由布院駅です。

道路

高速道路: 大分自動車道湯布院インターチェンジ
一般国道: 国道210号
道の駅: 道の駅ゆふいん
主要地方道: 大分県道11号別府一の宮線（やまなみハイウェイ）、大分県道50号安心院湯布院線

高速バス

以下の高速バスが湯布院に乗り入れています。

ゆふいん号: 福岡市・福岡空港 - 由布院
とよのくに号: 福岡市 - 湯布院バスストップ（湯布院インターチェンジ） - 大分市
サンライト号: 長崎市 - 湯布院バスストップ（湯布院インターチェンジ） - 大分市

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

観光

温泉地

湯布院は「東の軽井沢、西の湯布院」と称されるほど、洗練された町並みが特徴で、特に女性に人気があります。歓楽街がなく、落ち着いた雰囲気が魅力です。別府市のような大規模な旅館もありません。

町内には、以下の温泉地があります。

由布院温泉
湯平温泉
塚原温泉

その他の観光スポット

町内には、以下のような観光スポットがあります。

小規模美術館（多数）
九州自動車歴史館
由布院二輪車博物館
狭霧台
蛇越展望台

催事

年間を通して、様々なイベントが開催されています。

ゆふいん音楽祭（7月）
湯布院映画祭（8月）
豊穣祭り（8月）
牛喰い絶叫大会（10月）

電気

湯平村には、かつて電燈会社がありました。1911年（明治44年）5月に事業許可を受け、10月には湯平水力電気が設立されました。湯平川に水力発電所を建設し、1912年（大正元年）12月に事業を開始しました。送電区域は湯平村、北湯布村、南湯布村でした。1913年（大正2年）9月には大分水力電気に合併されました。

関連項目

風のハルカ（NHK朝の連続テレビ小説。シリーズ初の大分県が主要舞台）
風に吹かれて（森高千里の楽曲。歌詞が湯布院の街並みをモチーフ）
大分県の廃止市町村一覧

外部リンク

（大分県）挾間・庄内・湯布院合併協議会ホームページ

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