迫田孝也

迫田孝也（さこだ たかや）

迫田孝也は1977年4月6日に鹿児島県で生まれた俳優で、現在はホリプロに所属しています。彼は身長170cmで、俳優としてのキャリアを築くために多岐にわたる作品に参加してきました。彼の存在感は舞台、テレビドラマ、映画において非常に高く評価されています。

学歴とキャリアの始まり

迫田は鹿児島県立鶴丸高等学校を卒業後、広島大学教育学部で保健体育を学びながら免許も取得しました。大学時代、奄美大島で行われた映画撮影にて、著名な監督・山田洋次との出会いがあり、そこから役者としての道を志すようになりました。卒業後は東京へ移り、劇団「STRAYDOG」に参加しましたが、初めての演技の際には緊張からくる引っ込み思案に苦しむこともありました。

薩摩大使への任命

2020年2月、彼は鹿児島県の観光PRを目的とした薩摩大使に任命されました。この際、当時の県知事である三反園訓と同じ指宿市の出身であることが判明し、彼の地元愛がさらに深まることとなります。

多様な役柄

迫田の演技力は多岐にわたります。NHK大河ドラマ『西郷どん』では江藤新平を演じるだけでなく、薩隅方言の指導役も務めました。高校時代にはバレーボール部のキャプテンを務め、体力作りにも励んでいました。彼のキャリアにおいて、特に注目すべきは映画『ザ・マジックアワー』でのオーディションで三谷幸喜に見出されたことで、その後も数多くの三谷作品に出演しています。

彼の活動もさまざまです。例えば、大河ドラマ『真田丸』には矢沢三十郎頼幸役として出演しました。三谷からは「（自分の）キャラクターに恥をかかせないでほしい」との言葉を受けたと語っています。さらに『真田丸』関連のイベントにも参加し、仲間たちと「真田カローズ」というグループを作り、コラボイベントを展開しています。このグループは、各自のキャラクター設定から由来して名付けられたもので、彼がリーダーを務めています。

主な出演作品

迫田は多くの舞台や映画、テレビドラマに出演しており、特に舞台での存在感が際立っています。舞台のキャリアには、2002年の『半神』や2012年の三谷版『桜の園』、2019年の『愛と哀しみのシャーロック・ホームズ』などが含まれます。映画では、2004年の『恋愛白書』、2011年の『ステキな金縛り』、2015年の『母と暮せば』、2020年の『天外者』に出演しています。

テレビドラマでは、特に『相棒』シリーズや、NHK大河ドラマ『真田丸』『西郷どん』『鎌倉殿の13人』など、高視聴率の作品にも多数の出演歴があります。最近では、2023年から放送される『ハリー・ポッターと呪いの子』ではロン・ウィーズリー役に挑戦しています。

人物像

迫田は自身の信念について「どんな場面も全力で楽しむことが大切」と語っています。彼の多才さは演技だけに留まらず、様々な役柄を通じて多くの人々に感動を与えており、これからの活動にも大きな期待が寄せられています。彼は自分のルーツを大切にし、鹿児島を愛する姿勢が印象的です。これからも、彼が演じる作品を通じて多くの人々を魅了し続けることでしょう。

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