道の駅川場田園プラザ

道の駅川場田園プラザ：群馬の観光拠点にして防災の要

群馬県利根郡川場村に位置する道の駅川場田園プラザは、年間200万人もの観光客が訪れる、群馬を代表する道の駅です。東京ドームの約1.5倍という広大な敷地には、多様な施設が点在し、一日を通して楽しむことができます。

1998年の開業以来、地域活性化の中心的な役割を担い、2015年には全国モデル道の駅にも選定されました。単なる観光施設にとどまらず、災害時の防災拠点としての役割も担っており、群馬県内唯一の「防災道の駅」として認定されている点も特筆すべきです。2017年には土木学会デザイン賞奨励賞を受賞、2022年には『じゃらん全国道の駅グランプリ』で第1位を獲得するなど、高い評価を受けています。

充実の施設と多様な体験

道の駅川場田園プラザでは、多様な施設が来場者を迎えます。

まず、広大な駐車場は、メイン駐車場に加え、4つの臨時駐車場も備えています。トイレなどの基本的な設備はもちろん、地元の新鮮な農産物などを販売するファーマーズマーケット、パン屋、蕎麦屋、ラーメン屋、カフェ、そして地元特産のチーズやヨーグルト、ビールなどを販売する物産館など、食事や買い物を楽しめる施設が充実しています。

さらに、ろくろ体験ができる陶芸教室や、子供たちが楽しめるプレイゾーン、美しいブルーベリー公園など、体験型の施設も豊富です。地ビールレストランやピザハウス、精肉工房など、食事のバリエーションも豊富で、地元の食材を使った料理を堪能できます。

かつてはホテルSLとして知られた「ホテル田園プラザ」も併設されており、敷地内には「ほたか高原駅」があり、かつてはSLの体験乗車が人気を集めていました。現在はレストラン「Restaurant KAWABA TABLE」としてリニューアルオープンしています。

アクセスと周辺環境

車でのアクセスは関越自動車道沼田ICから約10分と便利です。公共交通機関を利用する場合は、JR上毛高原駅からタクシー、またはJR沼田駅から川場循環バスを利用できます。

道の駅周辺には、薄根川に架かるふれあい橋やキャンプ場、いくつかの温泉地、川場スキー場などがあり、自然豊かな環境の中で様々なアクティビティを楽しむことができます。また、川場村役場や歴史民俗資料館なども近くにあります。

2019年にはテレビ東京の『日経スペシャル カンブリア宮殿』で取り上げられ、人口3300人の村に年間200万人もの観光客を呼び込む道の駅の成功事例として紹介されました。

まとめ

道の駅川場田園プラザは、広大な敷地と充実した施設、そして地域への貢献という点で、他の道の駅とは一線を画す存在です。観光地としてだけでなく、地域住民の生活を支える防災拠点としての役割も担い、地域社会に貢献しています。群馬県を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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