那須野巧

那須野 巧 (なすの たくみ) - プロフィール

• - 生年月日: 1982年10月4日
• - 出身地: 東京都豊島区
• - ポジション: 投手

経歴

プロ入り前

那須野巧は、子供の頃に少年野球チームの千早タイガースで野球を始めました。中学時代はサッカー部にも在籍し、試合日程が重なった際はサッカーを優先していたものの、野球の実力に自信を持っていました。高校は駒場学園に進学し、野球部に所属しましたが、当初は一般クラスに所属しており、1年生の間は出場機会がほとんどありませんでした。その後、外野手や一塁手としてプレーし始めましたが、地肩の強さを生かして投手練習を始めることに。2年生になると、所属チームのエースである伊藤秀範の故障に伴い、那須野が多く登板するようになりました。しかし、甲子園出場には至りませんでした。

大学時代

日本大学に進学すると、1年秋からリーグ戦に出場し、3年時には入替戦で3試合連続で完投し、チームの1部残留に貢献しました。そして4年時には5勝0敗、防御率0.39を記録し、優勝へ導く活躍で最高殊勲選手と最優秀投手に選出。また、世界大学野球選手権と日米大学野球の両日本代表にも選ばれました。

大学時代のリーグ通算成績は50試合登板で22勝10敗、防御率は1.97。そして、那須野は日大で20勝投手の仲間入りを果たしました。

プロ入りと横浜ベイスターズ時代

2004年度ドラフトで横浜ベイスターズから自由獲得枠で指名され、入団。ルーキーイヤーの2005年にはプロ初登板を果たし、初勝利も味わいましたが、その後は期待通りの活躍ができず、シーズンを1勝で終えました。ただし、2006年には交流戦での活躍がありましたが、制球難が目立ちました。2007年は左肩の故障もありながらも、契約金問題が報道されるなどの話題を呼びました。その後はリリーフとして起用され、4月には初セーブを記録しましたが、2008年は不安定な成績を残しました。

千葉ロッテマリーンズ時代

2009年には横浜から千葉ロッテマリーンズにトレードされましたが、その後一軍出場はなく、2011年には戦力外通告を受け自由契約となりました。

現役引退後

現役引退後、料理の道に進む決意をし、調理師免許を取得。東京都板橋区で「ひだまり」という鉄板焼き・お好み焼きの店を開店しました。地元で人気を博しましたが、コロナ禍により2021年に閉店しました。

選手としての特徴

那須野は192cmの長身を活かした直球と多彩な変化球を持つ投手でしたが、左肩を痛めた後はストレートの球速が落ち、打者にとっての的になってしまいました。

契約金問題

入団時の契約金が大手を振る額だったため、球団内でも話題に上りました。那須野自身もこのことについて語り、新たな道を歩み始めました。

選手としての記録も残しつつ、引退後の人生を充実させる姿勢は多くの人々に影響を与えています。

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