郡司裕也

郡司 裕也について

郡司裕也（ぐんじ ゆうや）、1997年12月27日生まれのプロ野球選手で、千葉県市原市出身です。ポジションは主に捕手、内野手、外野手を務め、右投右打のスタイルでプレーしています。現在は北海道日本ハムファイターズに所属しています。

プロ入り前の経歴

郡司選手は小学校1年生から野球を始め、ちはら台ファイターズで活動をスタートしました。3年生の時には自ら捕手を志願し、6年生の際には千葉ロッテマリーンズジュニアに選出されました。中学では千葉市リトルシニアに所属し、キャプテンを務めるなどチームを牽引し、中学3年時には全国大会で覇権を獲得しました。同期にはプロ選手の網谷圭将らがいます。

その後、仙台育英高校に進み、彼は2年生の秋に明治神宮大会で優勝。3年生では全国高等学校野球選手権大会に出場し、決勝に進出するなど素晴らしい成績を収めました。2015年には高校日本代表に選出され、全国大会での経験は彼の成長に大きく寄与しています。

高校卒業後は慶應義塾大学環境情報学部に入学し、大学でも積極的にプレーし続けました。1年生からリーグ戦に出場し、正捕手を獲得するなど、その成績は目を見張るものがありました。特に、4年生の際にはリーグ優勝に貢献し、三冠王にも輝きました。通算成績として91試合出場、打率.297、11本塁打、56打点を記録しています。

中日ドラゴンズでのキャリア

彼は2019年のプロ野球ドラフトで中日ドラゴンズから指名を受け、契約を結びました。2020年には開幕一軍入りを果たし、その年の6月にはプロ初安打を記録しました。2021年にはステップアップを果たし、打率.462を記録するなど、存在感を示しました。

2022年は、捕手以外のポジションにも挑戦し、二軍では複数本塁打を記録しますが、一軍での打率には満足できる結果を残せませんでした。その後の2023年は、再昇格後に出場機会を得つつも、課題が残る年となりました。

日本ハムファイターズでの挑戦

2023年6月、郡司選手は中日から北海道日本ハムファイターズにトレード移籍し、選手として新たな挑戦を迎えました。移籍後は55試合に出場し、特に注目を集めた試合では猛打賞を達成したほか、本塁打も放つなど結果を残しています。2024年シーズンでは三塁手としてのポジションも目指しており、さらなる成長が期待される選手です。

選手としての特徴

郡司選手はその強力な打撃が自慢の捕手であり、頭脳的なリードが評価されています。しかし一方で、送球に関しては改善を求められることが多いようです。中日時代から捕手以外のポジションにも取り組む姿勢が見られ、特に日本ハムへの移籍後は二塁手や三塁手としての練習にも注力しています。大学では実況パワフルプロ野球に関する卒業論文を執筆し、表彰を受けるなど、学業でも成果を挙げています。彼は勝利を追求する捕手として、今後も成長を続けることでしょう。

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