野志駅(のしえき)は、
岐阜県恵那市明智町野志に位置する
明知鉄道明知線の駅です。駅番号は2。
歴史
1994年12月15日に
明知鉄道の駅として開業しました。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する
地上駅で、
無人駅です。ホームは勾配30‰の線路に面して設置されており、
鉄道駅としては、同じく
明知鉄道の
飯沼駅に次いで全国3位の急勾配上に位置しています。構内には「線路勾配30」と記された標識が設置されています。
利用状況
駅周辺は比較的閑静な環境です。
駅周辺
国道363号: 駅の近くを走る主要道路です。
弥勒殿: 地元の人々から「お弥勒さん」と親しまれているお寺で、耳の病にご利益があるとされています。耳病平癒の満願成就の際には錐12本を奉納する風習があります。祭られている弥勒尊仏は、天平年間に僧侶の行基によって作られた高さ約1mの加羅木像で、
恵那市指定の有形文化財となっています。地域住民の信仰を集める場所となっています。
隣の駅
明知鉄道
■明知線
山岡駅(3) - 野志駅(2) - 明智駅(1)
野志駅は、
明知鉄道の旅において、急勾配という特徴的な地形と、地域に根ざした信仰の場である弥勒殿を訪れることができる駅です。
無人駅であるため、静かな時間を過ごしたい方にもおすすめです。