野田玉川駅

野田玉川駅について

野田玉川駅は、岩手県九戸郡野田村に位置する三陸鉄道リアス線の駅です。駅の愛称は「西行の庵」で、これは歌人西行がこの地に庵を結んだという伝説に由来します。この駅名は、同じ九戸郡にあるJR東日本八戸線の玉川駅と区別するために、村名を冠して名付けられました。興味深いことに、歌枕として知られる「野田の玉川」と非常に似た名前ですが、「野田の玉川」の最寄駅は当駅ではなく、JR東日本東北本線の塩釜駅や仙石線の多賀城駅です。

歴史

野田玉川駅は、1975年に日本国有鉄道久慈線の無人駅として開業しました。1984年には三陸鉄道に転換し、北リアス線の所属となりました。2011年の東日本大震災では津波被害を受け、一時的に閉鎖されましたが、2012年には運行を再開しました。その後、2019年にはJR山田線の移管に伴い、リアス線所属となりました。

駅構造

駅は相対式ホーム2面2線の地上駅です。久慈線時代は単式ホーム1面1線でしたが、北リアス線開業時に2番線が新設されました。

駅周辺

駅は海岸沿いにあり、東側には海岸が広がっています。北へ進むと玉川海岸、南へ進むと玉川漁港や西行屋敷跡、玉川野営場があります。駅前には老人ホームがあり、西へ向かうと国道45号を経由してマリンローズパーク野田玉川にアクセスできます。

主な周辺施設は以下の通りです。

特別養護老人ホーム結の里
玉川簡易郵便局
玉川保育所
のだ窯ギャラリーIZUMITA
マリンローズパーク野田玉川
西行屋敷跡
玉川
玉川野営場
玉川海岸
玉川漁港

特記事項

野田玉川駅は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のロケ地としても知られています。劇中では、主人公たちが駅でウニ弁当を販売するシーンが撮影されました。また、三陸鉄道では元旦に初[[日の出]]号が運行され、この駅が観察スポットとして指定されています。朝日新聞デジタルのエッセイでも、この駅からの日の出が紹介されています。

隣の駅

三陸鉄道リアス線

* 堀内駅 - 野田玉川駅 - 十府ヶ浦海岸駅

外部リンク

野田玉川駅：三陸鉄道

この駅は、地域の歴史と文化、自然の美しさが融合した場所であり、多くの人々にとって魅力的なスポットです。

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