金城ふ頭

金城ふ頭：名古屋港の中核を担う国際拠点

金城ふ頭は、愛知県名古屋市港区に位置する名古屋港の島式埠頭です。名古屋港の中央部にあり、大型船舶が接岸できる重要な商港機能を有しています。完成自動車や産業機械の輸出、工業用金属の輸入など、国際貿易の中枢を担う役割を果たしています。

発展の歴史：埋め立てから国際交流拠点へ

金城ふ頭の埋め立ては1963年に開始されました。その後、1990年代から2000年代にかけて、伊勢湾岸自動車道（名港トリトン）や名古屋臨海高速鉄道あおなみ線といった交通インフラが整備され、アクセスが大幅に向上しました。これにより、国際交流拠点としての発展が期待されるようになりました。

当初は商港としての機能が中心でしたが、近年は観光・レジャー施設の誘致も進んでいます。2017年現在では、名古屋市国際展示場（ポートメッセなごや）、リニア・鉄道館、レゴランド・ジャパン・リゾート、シーライフ名古屋など、多くの集客施設が立地しています。これらの施設は、国内外からの観光客を呼び込み、地域の活性化に貢献しています。

金城ふ頭の構成と現状

金城ふ頭は、金城ふ頭一丁目、二丁目、三丁目から構成されています。住宅地は存在せず、商業施設や公共施設などが集中しています。

埠頭内には、名古屋港オペレーションセンター、名古屋港船舶通航センター(NAVTIC)といった港湾関連施設に加え、名古屋金城ふ頭アリーナ、Maker's Pierなどの多様な施設が立地しています。

交通アクセス

金城ふ頭へは、あおなみ線金城ふ頭駅、伊勢湾岸自動車道名港中央インターチェンジが利用できます。中部国際空港からのリムジンバスも運行されていましたが、現在は運休となっています。

金城ふ頭の特色

金城ふ頭は、単なる商港としての機能にとどまらず、国際的な展示場、レジャー施設、交通拠点などを一体的に整備した複合施設となっています。そのため、ビジネスと観光、交流が融合した、独特の賑わいを見せています。

名古屋市の姉妹友好都市にちなんで、ロサンゼルス大通、メキシコ大通、南京大路と名付けられた道路が整備されているのも、金城ふ頭の国際的な雰囲気を象徴しています。

施設一覧

以下に、金城ふ頭にある主な施設を挙げます。

金城ふ頭一丁目:
名古屋市消防局特別消防隊第五方面隊
愛知県警察港警察署金城ふ頭交番

金城ふ頭二丁目:
名古屋市国際展示場（ポートメッセなごや）
名古屋金城ふ頭アリーナ
レゴランド・ジャパン・リゾート
シーライフ名古屋
Maker's Pier
Lives NAGOYA
ファニチャードーム

金城ふ頭三丁目:
海上保安部金城信号所
* リニア・鉄道館

金城ふ頭の将来

金城ふ頭は、今後も国際的な交流拠点として、さらなる発展が期待されています。既存施設の充実、新たな施設の誘致などを通じて、名古屋港の活性化、ひいては地域の経済発展に貢献していくことが期待されます。

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