鈴木昂平

鈴木昂平（すずきこうへい）

鈴木昂平（すずきこうへい）は1991年6月20日生まれの東京都武蔵村山市出身で、元プロ野球選手として知られています。内野手としてのキャリアを持ち、現在はオリックス・バファローズで育成コーチとして活動しています。彼は右投げ右打ちの選手であり、高い守備力が特徴でした。

プロ入り前の経歴

鈴木選手は中学生の頃から野球に情熱を注ぎ、東村山リトルシニアでプレーをしていました。その後、東海大菅生高校を卒業し、東海大学に進学しました。大学時代には、首都大学リーグで遊撃手部門のベストナインに3回選出されるなど輝かしい成績を残し、首位打者にもなるほどの実力を示しました。

卒業後、三菱重工名古屋に入社し、そこでのチームメイトには同じプロ野球選手の高木勇人がいました。その後、2015年のNPBドラフトでオリックス・バファローズに7巡目で指名され、契約金や年俸の条件で入団しました。背番号は40で、同姓の選手がチームにいたため、スコアボードでは「鈴木昂」の表記が使われました。

プロ入り後の活躍

2016年、鈴木選手は開幕を一軍で迎えました。レギュラー遊撃手がけがで出遅れたため、彼は新人選手として唯一一軍での開幕に臨みました。その年の北海道日本ハムとの試合で三塁手として一軍デビューを果たすと、約1ヶ月間一軍に帯同しました。最終的には45試合に出場し、内野の守備要員としての役割を果たしました。

2017年には再び開幕一軍登録を果たし、初めてのスタメン出場も経験しました。しかし打率は低迷し、シーズンを通じて73試合に出場したものの満足のいく結果は得られませんでした。その後の2018年や2019年も、開幕一軍登録を果たしながらも、二軍との往復が続きました。特に2019年には、58試合に出場し、通算安打数と打率もキャリアハイを更新するなど、好成績を収めましたが、シーズン終了後に戦力外通告を受けることとなりました。

現役引退後の歩み

鈴木選手は戦力外通告を受けた後、オリックス球団からコーチへの転身を打診され、現役引退を決意します。2019年11月1日、2020年より野手コーチ補佐に就任することが発表され、背番号は84となりました。2021年シーズンからは育成コーチとしての役職に配置転換されました。

選手としての特徴とプライベート

鈴木選手は巧みなグラブ捌きと正確なスローイングが評価されており、大学時代以来、プロでの守備力の高さは際立っていました。また、2018年1月には一般女性と結婚したことも報じられています。彼は今後の指導者としての活躍も期待されています。

記録

鈴木選手の初記録には、以下のようなものがあります。

• - 初出場：2016年3月29日、対北海道日本ハムファイターズ
• - 初先発出場：2016年7月8日、対埼玉西武ライオンズ
• - 初打席：同上、1回表に投手ゴロ
• - 初安打・初打点：同上、3回表に左前適時打

彼の選手としての貢献は大きく、今後のコーチングキャリアにも活かされることが期待されます。

もう一度検索