鈴鹿駅

鈴鹿駅（三重県鈴鹿市）

鈴鹿駅は、三重県鈴鹿市矢橋一丁目に位置する伊勢鉄道伊勢線の駅です。駅番号は4。

歴史

当駅が開業する2か月前まで、関西本線の河曲駅が「鈴鹿駅」を名乗っていました。建設中の仮称は「鈴鹿本町駅」でした。

開業当時、急行停車を求める強い要望があり、1日1往復のみ急行「紀州」が停車。伊勢線内では唯一の優等列車停車駅でした。しかし、路線の廃止が議論された1982年のダイヤ改正で「紀州」は亀山経由に変更されました。

年表

1973年（昭和48年）9月1日：国鉄伊勢線の駅として開業
1974年（昭和49年）1月17日：駅舎を新築
1983年（昭和58年）2月1日：駅員無配置駅となる
1987年（昭和62年）3月27日：伊勢鉄道に転換
1988年（昭和63年）12月15日：「駅旅行センター」を設置し、有人駅となる
1989年（平成元年）1月21日：特急「南紀」の停車駅となる
1993年（平成5年）3月7日：複線化。現在の相対式ホーム構造になる
2006年（平成18年）3月18日：全定期列車が停車するようになる

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。地上には駅事務室、待合室、ギャラリースペースを兼ねた駅舎があります。伊勢線内の途中駅では唯一の有人駅であり、乗車券や自由席特急券を販売しています。集改札は行っておらず、駅舎を通らずにホームへ行ける通路もあります。自動券売機はありません。

ホームは東側下り線の方が短く、階段も西側は2か所、東側は1か所です。トイレは地上にあり、男女共用です。エレベーターやエスカレーターはありません。上りホームは特急列車の停車を考慮して長くなっています（概ね8両編成分）。

JR東海からの直通運転を行う特急「南紀」や快速「みえ」を含むすべての定期列車が停車するため、伊勢線内では桑名・名古屋方面から乗り換えなしで到達できる唯一の駅です（中瀬古駅にも一部の上り快速「みえ」が停車します）。ただし、熊野大花火やF1日本グランプリ開催時など、一部の臨時列車は通過します。

のりば

※ 案内上ののりば番号はありません。

利用状況

鈴鹿駅の利用状況は以下の通りです。

輸送実績（乗車人員）は年度の総計値です。乗降人員調査結果は任意の1日における値であり、天候・行事等の要因で変動します。

駅周辺

駅の北側で近畿日本鉄道（近鉄）鈴鹿線と立体交差しており、同線の鈴鹿市駅とともに鈴鹿市中心部に位置しますが、駅前にバス停はありません。

その他

当駅を利用した場合に限り、駐車場を無料で利用できる「パークアンドライド」が実施されています。駐車場は高架下などに伊勢鉄道が設置しています。

隣の駅

伊勢鉄道

■伊勢線

特急「南紀」：停車
快速「みえ」：四日市駅 (CJ11) - 鈴鹿駅 (4) - （一部中瀬古駅 (8)） - 津駅 (12)
* 普通：河原田駅 (3) - 鈴鹿駅 (4) - 玉垣駅 (5)

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