長崎文化放送

長崎文化放送株式会社について

長崎文化放送株式会社（NCC）は、長崎県を対象とするフルネットのテレビ放送局であり、特定地上基幹放送事業者に位置付けられています。ここでは、NCCの概要や歴史、そして主な放送内容について詳しく述べていきます。

会社概要

NCCは長崎県における3局目の民間放送局として設立されました。場所は長崎市中心部ではなく浦上川近くの浦上駅前にあり、長崎ブリックホールや長崎新聞本社が近隣にあります。また、朝日新聞社と長崎新聞社が株主であり、そこから出向を受けるなど、珍しい社風を持っています。NCCはANN系列のフルネット局として、九州のテレビ朝日系では4番目に開局した局です。

放送の歴史

NCCは1988年に設立され、1990年4月1日に正式に開局しました。開局当初は、他の地方局と同様、テレビ朝日のネット番組を多く引き継ぎました。長崎県内においてフルネット局としての役割を果たす一方、独自のニュース番組や地域情報番組も多く制作しています。

放送内容

NCCの主な自社制作番組には、平日のお昼に放送される「nccニュース」や、地域情報を提供する「もり☆スタ」、また夕方のニュース番組「NCCスーパーJチャンネル長崎」などが含まれています。さまざまなジャンルの情報発信を行い、地域に密着した放送を心掛けています。

特徴と受賞歴

この放送局は、数々の賞を受賞しており、1998年には「島原半島ツーデーマーチ」に関するキャンペーンが評価され、放送活動部門で日本民間放送連盟賞を受賞。さらに、2019年には「軽傷ではない～奪われた夢 希望の帆～」が報道番組の優秀賞を獲得するなど、その活動が評価されています。2023年には開局以来初めて、年間視聴率で全日とプライムタイムでの首位を達成しました。

主な支社とインフラ

NCCは、長崎市を本社とし、佐世保や福岡、東京、大阪にも支社を設けています。また、各地に送信所や中継局を持ち、広い範囲での放送を行っています。特に長崎市内の放送ネットワークは整備されており、様々な地域で視聴可能となっています。

おわりに

長崎文化放送株式会社は、地域に密着した情報発信を行う民間放送局として、視聴者に愛され続けています。今後も、新しい情報やエンターテインメントを提供し、地域が抱える問題に対しても積極的に取り組む姿勢が期待されます。

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