関西看護医療大学

関西看護医療大学について

関西看護医療大学（Kansai University of Nursing and Health Sciences）は、兵庫県淡路市志筑に本部を構える日本の私立大学です。この大学は2006年に設立され、地域密着型の看護教育を提供することを目指しています。大学の略称として、関西看護、関西看医、またはKKIが使用されています。

沿革

この大学の歴史は2006年4月に始まります。最初は「順心会看護医療大学」として開学し、設立と同時に敷地内の全面禁煙を実施しました。翌2007年には、社会人を対象とした公募推薦入試を開始し、多様な学生層を受け入れる体制を整えました。

2008年4月1日には、校名を「関西看護医療大学」に変更し、より広く認知されるようになりました。2013年には大学院の看護学研究科が設立され、専門的な研究や高度な看護教育が行われるようになりました。

2013年に発生した淡路島地震は、大学に大きな影響を与えました。キャンパス内では建物の損壊があり、入校が禁止される事態となりましたが、大学は迅速に復旧作業を始めました。

2016年11月7日には、創立10周年を祝い、淡路島名誉大使の桂文枝を招いて記念式典を開催しました。このような地域とのつながりを大切にすることが、大学の特色でもあります。

2018年度からは淡路島内地域密着型入学試験を新設し、地域の医療機関と協力し、地域に根ざした医療従事者の育成を目指す取り組みを行っています。このプログラムでは、4年間の授業料が免除されるなどの支援が行われ、淡路島の医療の発展に寄与しています。

学部と研究所

関西看護医療大学には、以下の学部と大学院があります：

• - 看護学部

- 看護学科

• - 大学院

- 看護学研究科
- 看護学専攻（修士課程）

看護学部では、学生に実践的なスキルと知識を提供し、将来の医療分野のリーダーを育成することを目指しています。また、大学院ではさらなる専門的な学びが可能であり、研究者や教育者としてのキャリアを志す学生にも適しています。

キャンパス

キャンパスは、兵庫県淡路市志筑1456-4に位置し、移転した兵庫県立津名高等学校の跡地に設けられています。淡路島では初の4年制大学であり、地元の医療法人順心会グループと淡路市との公私協力のもとで運営されています。

周辺には津名港や各種店舗、関西リハビリテーション専門学校、兵庫県立津名高等学校などがあり、アクセスも良好です。このような地域的な利点を活かし、学生たちは学業のみならず地域活動やボランティア活動にも積極的に参加しています。

最後に

関西看護医療大学は、地域医療への貢献を重視した教育を行う場として、学生たちに実践的な力を授けています。今後も看護学の先端的な研究と教育を進め、地域に必要とされる人材育成に努めていくことでしょう。

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