陶駅

陶駅について

陶駅（すええき）は香川県綾歌郡綾川町に位置し、高松琴平電気鉄道の琴平線に所属する駅です。この駅は、駅番号K13として知られています。陶駅の構造は、相対式ホームを持つ地上駅で、2面2線が設置されています。特にこの駅では、列車が右側通行で進入する珍しいスタイルが採用されています。これは岡本駅と同じ特徴で、通常の鉄道では見られない配置です。

駅の構造

陶駅は、かつて委託駅でしたが、岡本駅や岡田駅と同時期に無人化されました。現在、利用者は自動券売機を通じて切符を購入することができます。駅の構造的な特性から、列車の交換も可能ですが、利用者数は年々減少傾向にあります。

利用状況の変化

2001年には、陶駅を利用する乗客数は1日あたり約1,226人に達しました。しかし、2023年にはその数が513人にまで減少しました。この背景には、地域でのモータリゼーションの進展や、コロナウイルスの影響による公共交通機関からの距離感の変化があると考えられています。地域住民の間で鉄道から離れる傾向が強まっているのです。

駅周辺の施設

陶駅周辺には、いくつかの施設や交通手段が整っています。香川県道282号や香川県道17号にアクセスできるため、陸上交通が便利です。また、JA香川県の醤油の自家醸造所であるふれあいセンター綾南や、陶郵便局、綾川町国民健康保険陶病院、町民武道館など多様な施設が立地しています。

教育機関としては、綾川町立綾川中学校や綾川町立陶小学校が近隣にあり、地域の子どもたちの学びの場となっています。さらに、讃岐うどんの名店「赤坂製麺所」や、町営バスの陶駅前バス停、タクシー会社の綾南交通なども揃っています。

駅の歴史

陶駅は1926年12月21日に琴平電鉄の駅として開業しました。1943年に会社の合併に伴い、高松琴平電気鉄道の琴平線の一部となりました。1991年には交換設備が供用を開始し、これにより高松築港方にあった陶信号場は廃止されました。

さらに、2024年4月1日には2番のりばの隣にトイレ付きの新しい駅前ロータリーが設置される予定です。これによって、乗客の利便性が向上することが期待されています。

附近の駅

陶駅の隣の駅は、畑田駅（K12）と綾川駅（K14）です。このように陶駅は地域の重要な交通機関として機能し続けています。

まとめ

陶駅は、地域の生活と結びついた重要な交通施設であり、今後の地域の発展とともにどのように変わっていくのかが注目されます。

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