陸奥湊駅

陸奥湊駅

陸奥湊駅（むつみなとえき）は、青森県八戸市大字湊町に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）八戸線の駅です。かつてはセメント輸送で賑わいましたが、現在は無人駅となっています。駅周辺には市場や朝市があり、地域住民や観光客で賑わっています。

歴史

陸奥湊駅の歴史は、セメント輸送と深く結びついています。かつて駅の南側には、八戸セメント八戸工場への専用線が分岐しており、東北地方へのセメント発送拠点として重要な役割を果たしていました。

年表

1926年（大正15年）7月11日：鉄道省の駅として開業。
1928年（昭和3年）6月15日：貨物の取り扱いを開始。磐城セメント（後の住友セメント）の専用線が開通。
1971年（昭和46年）10月1日：専用線発着を除く貨物の取り扱いを廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：チッキの取り扱いを廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：車扱貨物の取り扱いを全廃。八戸セメント専用線廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅となる。
2005年（平成17年）12月10日：八戸線のCTC化により、運転扱いと陸奥湊駅長・助役を廃止。本八戸駅長管理下に置かれる。
2006年（平成18年）
3月：業務委託化。
7月：「イカ風鈴」の飾りつけを開始。
8月31日：NREみちのく営業の「あじさい亭」閉店。
2015年（平成27年）12月1日：本八戸駅業務委託化による駅長・助役配置廃止に伴い、八戸駅長管理下となる。
2016年（平成28年）7月：青森県・函館デスティネーションキャンペーンに合わせ駅舎がリニューアルされる。
2021年（令和3年）
3月12日：みどりの窓口の営業を終了。
3月13日：終日無人化。
2022年（令和4年）11月28日：1階に居酒屋店舗「駅ナカ酒場 62371◎」がオープン。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスを開始。

駅構造

陸奥湊駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。橋上駅舎を備えており、駅舎内にはタッチパネル式自動券売機、待合所、トイレが設置されています。以前は駅北口前に売店（ジャスター）がありましたが、現在は閉店しています。また、2021年3月12日までは業務委託駅としてみどりの窓口も設置されていました。

のりば

1番線と2番線があり、両方向の列車が発着します。

利用状況

JR東日本のデータによると、2000年度から2019年度までの1日平均乗車人員は以下の通りです。

[ここにグラフや表で利用状況のデータを示すことが望ましい]

駅周辺

駅前には八戸市魚菜小売市場があり、新鮮な魚介類が販売されています。また、駅北口駅舎前には「イサバのカッチャ」の石像が建てられており、10月には「イサバのカッチャコンテスト」が開催されます。さらに、館鼻公園下の館鼻岸壁では、毎週日曜日に国内最大規模の朝市が開かれています。2022年7月には、駅前地区の再開発計画のため、まちづくり会社と八戸市が事業協定を締結しました。

湊駅との関係

1985年3月まで、新井田川を挟んだ場所に湊駅（貨物駅）が存在しました。陸奥湊駅という名前は、湊駅よりも後に開業したことに由来します。

バス路線

陸奥湊駅前（駅北口側）：八戸市営バス「ワンコインバス・いさば号」（日曜早朝のみ運行）
上中道（駅南口の道路側）：八戸市営バス

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）八戸線

小中野駅 - 陸奥湊駅 - 白銀駅

その他

脚注

[ここに脚注に関する情報があれば記述]

出典

[ここに参考にした情報源を記述]

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（陸奥湊駅）：JR東日本
* 館鼻岸壁市場

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