雫石スキー場

雫石スキー場は、岩手県岩手郡雫石町に位置するスキー場です。株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営し、隣接する雫石プリンスホテルや雫石ゴルフ場と共に、雄大な自然を満喫できるリゾート地として知られています。

歴史

当初は高倉山、小高倉山を利用した高倉山スキー場として計画されましたが、1980年に雫石スキー場として開業しました。1993年にはアルペンスキー世界選手権雫石大会が開催され、国際的な舞台としてもその名を知らしめました。国内でも数少ない本格的な滑降コースを有しており、全日本スキー選手権大会の滑降・スーパー大回転種目の会場としても頻繁に利用されています。

コースの特徴

コース全体の特徴は、地形の変化に富み、起伏が激しいことです。アルペンコースやダウンヒルコースは尾根に沿って設計されているため、コースの両脇が傾斜している箇所が多く、変化に富んだ滑りを楽しめます。

雪質は、初滑りシーズンにはパウダースノーが期待できることもありますが、春先には急な温度変化により、氷の塊のような雪が発生することもあります。特にアルペンコースは、その方角の関係で氷状の雪ができやすい傾向にあります。また、扇状地に位置しているため、山全体が強風に見舞われることも少なくありません。

索道

2007年から2008年のシーズンをもって、雫石第一ゴンドラが引退しました。廃止されたリフトの多くは、現在もゲレンデ内に残されています。旧第一ゴンドラの山麓駅は、搬器が全て撤去され、物置として利用されています。

アクセス

雫石スキー場へのアクセスは以下の通りです。

車: 東北自動車道盛岡ICから約20km
電車: JR秋田新幹線、田沢湖線雫石駅から無料送迎バス（要予約）で約20分
* 電車: JR盛岡駅から無料送迎バス（要予約）で約50分

雫石スキー場は、変化に富んだコースと良質な雪、そして周辺のリゾート施設との連携により、訪れる人々を魅了し続けています。初心者から上級者まで、あらゆるレベルのスキーヤーが楽しめるスキー場です。

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