音羽町駅

音羽町駅について

音羽町駅（おとわちょうえき）は、静岡県静岡市葵区音羽町にある静岡鉄道静岡清水線の駅で、駅番号はS03です。この駅は、都市の中心から近く、さまざまな施設が周辺に存在しています。駅の場所を考えると、通勤や観光に非常に便利です。

歴史

音羽町駅の歴史は1908年（明治41年）にさかのぼり、もともとは「きよみず公園前駅」として開業しました。その後、公園前駅という名称に改称されたのち、現在の音羽町駅に名称変更されました。

この駅は1996年（平成8年）3月31日までは急行停車駅で、交通の要所として重要な役割を果たしていました。また、戦前には近くに火力発電所が存在し、その跡地は現在「音羽公園」となっています。この公園は、かつて「火力公園」として知られていました。

さらに、長沼駅の構内に留置されていた無蓋車ト1、ト2は、その発電所に石炭を運ぶために利用されていました。このように、音羽町駅周辺には歴史的な背景が多く残されています。

駅構造

音羽町駅は、島式のホームを持つ地上駅で、1面2線の構造をしています。乗客がホームへ移動するためには、構内踏切を利用します。また、駅舎は静鉄音羽ビルの一角を利用しており、利用者には便利なアクセスが提供されています。

ホームは狭めですが、安全のために固定の柵が設けられており、安心して利用できます。また、スロープも設置されており、バリアフリーに対応しているため、車椅子利用者にも配慮されています。

利用状況

2023年度のデータによると、音羽町駅の一日平均乗車人員は782人、降車人員は809人でした。この数値は静岡清水線全15駅中、乗降人員で13番目の位置を占めています。近年の乗降人員は変動していますが、安定して一定数の利用者に支えられています。

駅周辺の施設

音羽町駅周辺には、観光や生活に便利な施設が多く点在しています。音羽山清水寺や静岡横田郵便局、市営沓谷霊園（大杉栄の墓がある）、静岡朝日テレビなど多様なスポットがあり、訪れる人々にとって魅力的です。また、国道1号線や静岡学園中学校・高等学校、KITE-GO 音羽町店も近く、地域の中心的な役割を果たしています。

隣の駅

静岡鉄道静岡清水線では、音羽町駅の隣には日吉町駅（S02）と春日町駅（S04）があります。音羽町駅は、普通列車が停車する駅であり、地域住民の日常生活を支える重要な交通機関となっています。

音羽町駅は、その歴史や周辺環境の魅力から、多くの人々に利用され、今後も地域の発展に寄与していくことでしょう。

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