香取広域市町村圏事務組合

香取広域市町村圏事務組合：地域を支える広域行政

香取広域市町村圏事務組合は、千葉県香取市、香取郡神崎町、多古町、東庄町の1市3町によって設立された一部事務組合です。複数の市町村が共同で、効率的な行政サービスを提供するために設立されています。組合の主な業務は、広域的な課題解決に焦点を当てたものとなっています。

組合の業務

香取広域市町村圏事務組合は、地域住民の生活向上に貢献するため、多岐にわたる業務を担っています。主な業務内容として、以下のものがあります。

広域行政計画の策定: 関係市町の連携を強化し、地域全体の振興発展のための計画策定を行います。
職員の採用・研修: 市町村職員の共同採用試験や共同研修を実施することで、人材育成と行政サービスの質向上を図ります。
福祉施設の運営: 老人福祉センターの設置・管理・運営を行い、高齢者の福祉増進に貢献しています。
廃棄物処理: 不燃性廃棄物、一般廃棄物、し尿などの処理施設の設置・管理・運営を行い、環境保全に努めています。また、浄化槽の保守点検や清掃なども行っています。
火葬場の運営: 火葬場の設置・管理・運営を通じて、地域住民の葬儀に関するニーズに対応しています。
消防: 香取市、多古町、東庄町の消防業務を管轄しており、市民の生命と財産を守る重要な役割を担っています。

これらの業務を通して、組合は、関係市町の行政効率化と地域住民への質の高いサービス提供に貢献しています。

組合の組織

組合は、効率的な運営のために、明確な組織体制を整備しています。管理者は関係市町長の互選により選出され、副管理者は管理者以外の関係市町長が務めます。会計管理者は関係市町の会計管理者から管理者によって任命されます。この組織体制によって、各市町の意見を反映させながら、円滑な運営が行われています。

沿革

香取広域市町村圏事務組合は、長い歴史の中で、幾度かの合併や組織変更を経て現在の形となっています。その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

1967年: 小見川町外2町消防組合設立。
1969年: 佐原市外五町消防組合設立。
1971年: 香取広域市町村圏事務組合設立。
2006年: 市町村合併に伴い、消防組合が統合され、香取広域市町村圏事務組合消防本部が開設。
2007年、2009年: 他の衛生組合を統合。
2012年: 成田市が脱退。

これらの変遷を経て、香取広域市町村圏事務組合は、現在では1市3町をカバーする広域的な行政組織として、地域社会に貢献しています。

常備消防

香取広域市町村圏事務組合消防本部は、広大な地域をカバーするために、複数の消防署、分署、分遣所、出張所を配置しています。多くの消防車両や資機材を保有し、迅速な対応体制を整えています。消防本部には、多くの職員が勤務し、日夜地域の安全を守っています。

消防本部概要

所在地：香取市佐原ロ2127
管内面積：381.15km²
職員定数：212人
消防署：2カ所
分署：3カ所
分遣所：1カ所
* 出張所：1カ所

主力機械 (2019年4月1日現在)

消防ポンプ自動車、水槽付消防ポンプ自動車、化学消防ポンプ自動車、救助工作車、救助艇、はしご付消防自動車、救急自動車、指揮車、広報車、事務連絡車、資材搬送車、人員輸送車、ボートトレーラー、支援車など、多様な消防車両を保有し、様々な災害に対応できる体制を整えています。

まとめ

香取広域市町村圏事務組合は、広範囲にわたる業務を担い、地域住民の生活向上に貢献する重要な役割を担う組織です。消防、廃棄物処理、福祉施設の運営など、多様な行政サービスを提供することにより、地域社会の発展に貢献し続けています。今後も、地域住民のニーズに応えながら、更なる発展を目指していくものと期待されます。

もう一度検索