馬出九大病院前駅

馬出九大病院前駅について

馬出九大病院前駅（まいだしきゅうだいびょういんまええき）は、日本の福岡市東区に位置する福岡市交通局の地下鉄箱崎線の駅です。この駅は、九州大学の医学部、歯学部、薬学部や九州大学病院へのアクセスが非常に便利で、周辺には医療関連の施設が多く点在しています。駅番号はH04で、1984年の開業以来、多くの利用者に親しまれています。

駅のシンボルとデザイン

駅のシンボルマークは、福岡出身のグラフィックデザイナーである西島伊三雄によってデザインされました。このシンボルは、駅名に含まれる「病院」に関連して、平和や看護を象徴する鳩のイメージを採用しています。このため、駅を利用する人々にとって、安心感や癒しの象徴としても機能しています。

歴史

馬出九大病院前駅は、1984年の福岡市地下鉄2号線の延伸開業に伴い初めて設けられました。当初は終着駅として開設されましたが、1986年には箱崎九大前駅への延伸により途中駅となり、これ以降多くの通勤客が利用するようになりました。1993年には、箱崎線という愛称が付けられ、2004年には業務委託駅として運営が行われているのも特徴です。

駅構造

地下2階に位置する馬出九大病院前駅は、島式ホーム1面2線の構造を持つ地下駅です。2019年の時点ではこの駅を始発・終点とする定期列車は存在しませんが、万が一の運休時には片渡り線を使って通常の運行が可能に設計されています。このため、トラブルの際にも乗客に対する対策が講じられています。

利用状況

2023年度のデータによると、馬出九大病院前駅の1日平均乗車人員は約6,045人です。近年の利用者数は安定しており、九州大学や周辺の医療機関へのアクセスの重要性を示しています。

駅周辺

駅周辺には九州大学の各学部や病院が集まり、多くの学生や医療関係者が日々利用しています。また、隣接する千代県庁口駅を介して福岡県庁へもアクセスしやすく、地域の公共交通の要所としての役割を果たしています。

名前の由来

もともと駅は「医学部駅」という仮称で呼ばれていましたが、福岡大学にも同名の医学部が存在するため、最終的に「馬出九大病院前駅」と名付けられました。また、地下鉄の駅名の中では、読み仮名が日本一長いことでも知られています。

おわりに

馬出九大病院前駅は、その名前にふさわしい機能を持つ駅であり、医療と教育の中心として地域に根付いています。多くの学生や医療従事者にとって、必要不可欠な存在であり続けています。

もう一度検索