高松市美術館

高松市美術館：香川県高松市の都市型美術館

高松市美術館は、香川県高松市中心部にある市立美術館です。高松中央商店街に隣接しており、JR高松駅や琴電瓦町駅から徒歩圏内というアクセス抜群の立地が魅力です。

リニューアルを経て、充実したコレクションを展示

2015年から2016年にかけて大規模な改修工事を経てリニューアルオープンしました。このリニューアルによって、展示空間の充実や機能性の向上が図られ、より快適な鑑賞環境が整えられています。

美術館のコレクションは、「戦後日本の現代[[美術]]」、「20世紀以降の世界の美術」、「香川の美術」という3つの柱で構成されています。それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. 戦後日本の現代[[美術]]

このセクションでは、第二次世界大戦後の日本の現代[[美術]]を代表する作品群が展示されています。実験工房、具体美術協会、ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ、ハイレッド・センターといった重要なグループの作品が中心に据えられています。

特に注目すべきは、田中敦子の「電気服」です。この作品は、戦後日本の現代[[美術]]を象徴する重要な作品として知られています。

さらに、1990年代から2000年代にかけて活躍した現代[[美術]]作家、大竹伸朗、奈良美智、村上隆、中原浩大、菅木志雄、小林孝亘、曽谷朝絵、伊藤存、鬼頭健吾、名和晃平、諫山元貴らの作品も充実しています。

また、戦後日本の現代[[美術]]を語る上で欠かせない陶彫作品も多数収蔵されています。イサム・ノグチ、八木一夫、林康夫、柳原睦夫、鯉江良二、秋山陽、田嶋悦子、重松あゆみ、戸田守宣、亀井洋一郎など、戦後の前衛陶芸を牽引した作家から現代の陶芸家までの幅広い作品が展示され、戦後日本の陶芸史をたどることができます。

2. 20世紀以降の世界の美術

20世紀以降の世界の美術コレクションは、主に版画など複数制作された作品を中心に構成されています。ピカソ、マチス、カンディンスキー、マックス・エルンスト、ジャコメッティといった巨匠の作品から、ウォーホル、リキテンシュタインといったポップアート、そして現代[[美術]]に大きな影響を与えたデュシャンの作品まで、質・量ともに充実したコレクションとなっています。

3. 香川の美術

香川県ゆかりの美術作品、特に香川漆器（讃岐漆芸）や彫金・金工など、工芸作品に重点が置かれています。重要無形文化財保持者である音丸耕堂、磯井如真、太田儔らの漆芸作品や、北原千鹿の金工作品などは、コレクションの重要な一部を担っています。

美術館の情報

運営主体: 高松市
設置目的: 芸術に関する市民の知識および教養の向上と市民文化の発展に寄与する
開館時間: 平日 9:30～19:00、土日祝 9:30～17:00（入館は閉館30分前まで）
休館日: 原則として月曜日、年末年始
所在地: 香川県高松市紺屋町10番地4
アクセス: 高松中央商店街から徒歩すぐ。ことでん瓦町駅、片原町駅から徒歩約15分
建築概要: 設計：佐藤総合計画、竣工：1988年、構造：SRC造・RC造、規模：地上5階地下2階
受賞: BCS賞

高松市美術館は、地域に根ざした活動を行いながら、国際的な視点も取り入れた充実したコレクションを誇る美術館です。香川を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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