鯰田駅

鯰田駅（なまずたえき）

鯰田駅は福岡県飯塚市鯰田に位置する、九州旅客鉄道の筑豊本線（福北ゆたか線）の駅です。駅番号はJC16となっています。駅は地域住民の通勤や通学に利用されており、周辺の発展とも密接に関係しています。

歴史

鯰田駅の開設は1893年（明治26年）7月3日にさかのぼります。当時、筑豊興業鉄道によって開かれ、その後1897年（明治30年）に九州鉄道（初代）に買収されました。1907年（明治40年）には国有化されると、帝国鉄道庁が運営を行うようになりました。

1982年（昭和57年）には貨物取り扱いが廃止され、1984年（昭和59年）には荷物扱いも終了し、無人駅となりました。その後に再び有人駅となり、1987年（昭和62年）4月1日には国鉄分割民営化の影響で九州旅客鉄道が駅の運営を引き継ぎました。さらに2009年（平成21年）からはICカード「SUGOCA」の導入が始まり、2013年に新駅舎の営業が開始されます。最終的に2015年（平成27年）には再び無人化されました。

駅構造

鯰田駅は地上にあり、単式ホーム2面2線を持つ構造です。過去には国鉄式の2面3線がありましたが、現在の2番のりばは元々3番線だった場所に設けられています。駅舎とホームは跨線橋で直接つながっており、簡単な自動券売機が設置されています。SUGOCAでの利用ができるものの、カードの販売は行われておらず、チャージのみ可能です。また、かつては駅から三菱鉱業（現在は三菱マテリアル）鯰田炭鉱への引き込み線が存在していました。

利用状況

2020年度における鯰田駅の1日平均乗車人員は279人でした。地域住民にとって欠かせない交通手段としての役割を果たしています。

駅周辺

駅は飯塚市北部に位置し、鯰田地区の一角にあります。駅前を流れる遠賀川が筑豊本線に寄り添い、向かい側には国道200号が通っています。駅の裏手には市役所の出張所や小学校、郵便局などがあり、多くの住宅も立ち並ぶエリアです。

飯塚市役所鯰田出張所
鯰田本町公民館
飯塚市立鯰田保育所
飯塚市立鯰田小学校
赤ちゃん本舗飯塚店
食彩館 鯰田店

周辺には福岡県道421号鯰田停車場有井線や福岡県道449号口ノ原川島線も通っており、交通の便も良好です。また、駅から約100mの地点には飯塚市コミュニティバスの「鯰田駅」バス停があり、宮若・飯塚線の路線が運行されています。

西鉄バスの停留所は駅前にはありませんが、約700m離れた国道200号沿いに「鯰田渡」バス停が存在し、他にも「世尊寺」バス停や「鯰田小学校」バス停も近くにあります。これらの交通機関は地域住民にとって重要な役割を果たしています。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）の福北ゆたか線（筑豊本線）における隣の駅は、小竹駅（JC17）と浦田駅（JC15）です。

鯰田駅は地域の交通に貢献しつつ、その歴史とともに発展を遂げてきた重要な拠点となっています。

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