“渚の駅”たてやま

渚の駅たてやま

"渚の駅たてやま"は、千葉県館山市にある交流拠点施設です。2012年3月25日に開業し、同時に館山港一帯が「みなとオアシス」として登録されました。この施設は、みなとオアシス“渚の駅”たてやまの代表的な存在として、地域交流や観光の活性化に重要な役割を果たしています。

施設概要

この施設は、2009年4月に千葉県から館山市へ移管された「渚の博物館」（旧：千葉県立安房博物館）を中心に構成されています。博物館には、房総半島の漁業に関する資料が展示されており、地域の歴史と文化を学ぶことができます。また、小規模ながらも魅力的な水族館や、館山湾を一望できる展望台も併設されています。

渚の博物館

2011年2月5日に開館した「渚の博物館」は、旧千葉県立安房博物館から引き継がれた、房総半島の漁業に関する貴重な資料を展示しています。館内にはミュージアムショップ「KIRAたて山」が併設されており、地元の特産品やお土産を購入できます。2015年12月25日には、館山ふるさと大使であるさかなクンが名誉駅長に就任し、「さかなクンギャラリー」がオープンしました。これにより、より一層、地域住民や観光客に親しまれる施設となりました。

海辺の広場

「海辺の広場」では、館山湾に生息する約70種類の生物を展示する水族館が設けられています。ここでは、貝やロープを使った工作教室「渚の教室」が定期的に開催されており、子供たちが海の生物について楽しく学べる機会を提供しています。また、小児限定で魚の餌やり体験も実施されており、生き物との触れ合いを通じて自然への関心を深めることができます。

商業施設棟

商業施設棟には、地元の新鮮な食材を扱う「海のマルシェたてやま」と、その食材を活かした料理を提供する「館山なぎさ食堂」があります。「海のマルシェたてやま」では、地元の農家や漁師が丹精込めて育てた野菜や魚介類を直接購入できます。また、「館山なぎさ食堂」では、1階で購入した新鮮な食材を使った美味しい料理を味わうことができます。

展望デッキ

施設屋上には、館山湾を一望できるウッドデッキの展望スペースが設けられています。テーブルやベンチも設置されており、食事や休憩をしながら、美しい景色を楽しむことができます。

館山港多目的観光桟橋

2010年4月25日に竣工した「館山港多目的観光桟橋」は、全長500mにも及ぶ日本最長の道路桟橋です。大型客船などが発着するほか、美しい夕日が見られることから「館山夕日桟橋」の愛称で親しまれています。この桟橋は、観光客にとっても、絶好の散歩スポットとなっています。

アクセス

JR内房線: 館山駅から徒歩10分
JRバス: 館山駅から「渚の駅たてやま」停留所下車
* 自動車: 富津館山道路 富浦インターチェンジから約15分

周辺情報

周辺には、千葉県道250号館山港線（内房なぎさライン）や千葉県立館山総合高等学校水産校舎、汐入川などがあります。

まとめ

"渚の駅たてやま"は、地域の歴史や文化、自然を体験できる複合施設です。館山を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。



座標:
北緯34度59分23.1秒 東経139度51分16.9秒

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