あきば栞

あきば栞：挫折と再起を繰り返す、不屈の女子プロレスラー

あきば栞（あきば しおり）は、1990年生まれ、東京都出身の女子プロレスラーです。身長147cm、体重39kgと小柄ながら、プロレスリングSECRET BASEに所属し、その闘志あふれるファイトスタイルで観客を魅了しています。彼女のプロレス人生は、決して平坦な道のりではありませんでした。

デビューと挫折：アイスリボン時代

あきば栞は、2014年にアイスリボンでプロレスデビューを果たしました。デビュー戦ではライバルの優華と対戦し、敗北。その後も、プロレスリングWAVE主催の「Catch the WAVE YOUNGブロック」に参戦するなど、精力的に活動しました。REINA世界タッグ王座にも挑戦しましたが、惜しくも奪取には至りませんでした。

しかし、デビューからわずか数ヶ月後、記憶障害を伴う頭痛のため欠場を余儀なくされます。復帰後も体調不良に悩まされ、アイスリボン所属登録・契約を抹消されるという苦渋の決断をすることになりました。

フリーランスとしての再出発

2015年、あきば栞はフリーランスとしてプロレス活動を再開します。ジムでインストラクターとして働きながら、崖のふちプロレスなど様々な団体に参戦し、リングに上がり続けました。YMZでは、米山香織との対戦に敗れ、一時的にリングネームを「あきば氏」に変更させられるという屈辱も味わいましたが、見事リングネームを取り戻し、再び「あきば栞」としてリングに立ちました。

2016年からは、アクトレスガールズにも参戦し、仁科鋭美とのタッグ「ES'z （エンドレスシャイニーズ）」を結成。新技「アルカンシェル」も開発し、その存在感を示しました。

結婚、出産、そしてSECRET BASEへ

2019年、あきば栞は2016年に引退した元プロレスラーのカズシバノと入籍。同年には第一子を出産し、母となりました。しかし、彼女のプロレスへの情熱は冷めることなく、2020年7月にはプロレスリングSECRET BASEに入団し、再びリングに戻ってきました。

プロレスラー以前：AKB48とサザンオールスターズ

プロレスラーになる前、あきば栞はAKB48のダンスコピーユニットのメンバーとして活動していました。その際にゲスト出演したプロレスに魅せられ、プロレスサークルやルチャサークルで練習を重ね、アマチュアレスラーとして試合を行っていたという異色の経歴の持ち主です。

アマチュア時代のリングネームは、母親が好きなサザンオールスターズの曲をもじった「愛史野エリー」でした。プロデビュー後、藤本つかさと佐藤肇によって、AKB48とサザンオールスターズにちなんだ「あきば栞」というリングネームが名付けられました。

得意技

コルバタ
ウラカン・ラナ
アルカンシェル（ロンダートから飛びついてのスタナー）
カサドーラ
フィッシャーマン・スープレックスホールド
スワントーンボム

あきば栞は、小柄な体格ながら、多彩な技を駆使し、観客を魅了するプロレスラーです。ケガや出産など、様々な困難を乗り越えながらも、リングに立ち続ける彼女の姿は、多くの人に勇気を与えています。今後の活躍にも目が離せません。

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