あき亀山駅

あき亀山駅

あき亀山駅は、広島県広島市安佐北区亀山南一丁目に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）可部線の駅です。この路線の終着駅であり、駅番号はJR-B16が付与されています。

概要

当駅は、かつて廃止された可部線の一部区間を電化復活させた延伸区間の終端駅として設けられました。かつての旧可部線時代には、当駅から約400メートル可部駅寄りに河戸駅がありました。2003年に廃止された可部線の一部区間が、当駅まで電化復活した経緯を持ちます。また、2003年に廃止された旧国鉄可部線の安芸亀山駅とは直線で3.4キロメートルほど離れており、混同を避けるため、当駅名では旧国名の「安芸」を平仮名表記として区別しています。

正式駅名決定前の仮称は「新河戸駅（しんこうどえき）」でした。駅周辺は、荒下県営住宅跡地に広島市立北部医療センター安佐市民病院が移転・開院しており、当駅はこの医療機関へのアクセス拠点となっています。

歴史

可部線の延伸に伴い、終着駅として開業するまでの主な経緯は以下の通りです。

2014年2月25日：新河戸駅（仮称）を含む延伸区間の鉄道事業が許可。
2014年12月19日：建設用地取得遅れにより、開業が2017年春へ延期決定。
2015年2月6日：新駅イメージパース発表。
2016年7月8日：JR西日本が正式駅名を「あき亀山駅」と決定。
2016年12月23日：可部駅 - 当駅間の試運転開始。
2017年3月4日：可部線可部駅 - 当駅間の延伸開業に伴い開設。

駅構造

あき亀山駅は地上駅で、線路が行き止まりとなる頭端式ホーム1面2線を有します。ホーム南側には電化された留置線が2本、さらに南側には非電化の側線が1本あります。場内信号機が1基設置され、進路表示機により進入可能な線路番号が表示されます。夜間留置設定駅です。

改札口とホーム間に階段はなく、バリアフリーに対応しています。改札外には車椅子対応トイレが設置されています。

自動券売機と簡易自動改札機が設置されており、ICOCAや相互利用可能なICカードが利用可能です。JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅に含まれます。

当駅は無人駅ですが、線路西側の駅舎内には乗務員宿泊所や非常用連動装置制御盤が備えられています。

駅周辺

駅のすぐ南側には広島市立北部医療センター安佐市民病院があります。その他、広島市立亀山南小学校、広島市立亀山中学校といった教育施設、虹山県営住宅や希望が丘団地などの住宅地、広島県道267号宇津可部線、広島交通のバス停留所「北部医療センター安佐市民病院」「長井」、エディオン可部店などが点在しています。

その他

ICOCAの利用履歴では、「アキ亀山」とカタカナで表記されることがあります。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本） 可部線
河戸帆待川駅 (JR-B15) - あき亀山駅 (JR-B16)

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