あつい胸さわぎ
『あつい胸さわぎ』は、劇作家・横山拓也(iaku)が手掛けた
戯曲作品です。初演は2019年、2022年には再演もされました。舞台作品として評価を得た後、2023年にはまつむらしんご監督によって
映画化もされています。
この作品は、「若年性乳がん」と「恋愛」という二つのテーマを軸に展開されます。病に直面した母と、それに向き合う娘の姿を通して、家族の絆やそれぞれの心情が丁寧に描かれています。
あらすじ
舞台
iaku(横山拓也主宰の演劇ユニット)によって、2019年と2022年に上演されました。
2019年
こまばアゴラ劇場、in→dependent theatre 1stで上演。
「CoRich舞台芸術アワード!2019」第4位入賞、第27回
OMS戯曲賞の最終選考作品に選出。
武藤昭子役を演じた
枝元萌が、
読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。
2022年
下北沢ザ・スズナリ、in→dependent theatre 2ndで上演。
枝元萌が、本作を含む複数の作品での演技が評価され、第57回紀伊国屋演劇賞個人賞、第73回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
2023年にまつむらしんご監督により
映画化されました。主演は
吉田美月喜と
常盤貴子。
和歌山市雑賀崎を中心にロケが行われています。
第35回東京国際
映画祭「Nippon Cinema Now」部門に正式出品。
監督は、
映画化にあたり、家族というコミュニティだけでなく、外部の人間関係も描くことで、普遍的な問題として捉えられるようにしたと語っています。
川柳光輝役の
奥平大兼は、本作を含む4作品での演技が評価され、TAMA
映画賞で最優秀新進男優賞を受賞しています。
キャスト
舞台
武藤千夏:
初演:
辻凪子
再演:平山咲彩
武藤昭子 -
枝元萌
花内透子 - 橋爪未萠里(劇団赤鬼)
川柳光輝 -
田中亨
木村基晴 -
瓜生和成
武藤千夏 -
吉田美月喜
武藤昭子 -
常盤貴子
川柳光輝 -
奥平大兼
木村基晴 -
三浦誠己
水森崇 -
佐藤緋美
水森麻美 -
石原理衣
花内透子 -
前田敦子
スタッフ
舞台
作・演出: 横山拓也
舞台美術: 柴田隆弘
照明: 葛西健一
音響: 星野大輔
音楽:
山根美和子
衣裳: 中西瑞美
舞台監督: 青野守浩
監督: まつむらしんご
脚本:
髙橋泉
撮影: 上原晴也
音楽:
小野川浩幸
主題歌:
Hana Hope|Hana_Hope「それでも明日は」
制作: オテウデザール
配給:
イオンエンターテイメント、SDP
外部リンク
舞台公式サイト
あつい胸さわぎ - 2019年初演
あつい胸さわぎ(2022年)
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