あびバス

あびバス (ABI BUS) について

あびバスは、千葉県我孫子市が運行する地域密着型のコミュニティバスです。このバスは、市内の交通利便性を高めるために運行されており、地元の人々の移動を支援しています。運行は御亜社の阪東自動車とニュー東豊に委託されており、地域住民の生活に寄与する存在となっています。

運行の歴史と背景

あびバスは1998年に運行を開始し、阪東自動車が独自に受託した路線です。新木地区からスタートし、後に並木・栄地区や台田・船戸地区、布施地区などへも路線が広がりました。2011年に我孫子駅北口から発着する「根戸ルート」の実証運行が始まり、その後、2012年に入ってからは別の事業者に運行が引き継がれています。ここからも、地域のニーズに応じた運行体制の見直しがされたことが伺えます。

さらに、2017年に根戸ルートの本格運行が開始され、事業者がニュー東豊に変更されました。

ルートと運賃

あびバスは複数の系統に分かれて運行されています。運賃は全区間均一で、大人は200円、小学生は100円、未就学児は無料です。また、障害者手帳を持つ方には割引が適用されます。各系統には、新木ルートや船戸・台田ルート、栄・泉・並木ルート、布施ルートなどがあります。

各系統の概要

• - 市-1系統: 新木ルート (湖北駅南口 - 新木駅北口)
• - 市-2系統: 船戸・台田ルート (我孫子駅北口 - 根戸新田 - 北柏駅北口)
• - 市-3系統: 栄・泉・並木ルート (我孫子駅北口を起点に)
• - 市-7系統: 布施ルート (我孫子駅北口 - 久寺家団地 - 布施回転広場前)

また、運行の際には地元の風物詩を紹介する「あびバス景観散策マップ」が作成されており、地域の魅力を伝えています。

車両について

あびバスの車両は専用のデザインが施された小型バスまたはマイクロバスが使われています。運行開始時から用いられてきた車両は、地域の特色を考慮したカラーリングが施されており、一目であびバスとわかるようになっています。

運行に用いるバスは数回の更新を受けており、最近では日野・ポンチョなどの新しいモデルが使用されています。その車両は我孫子市のマスコットキャラクターが描かれており、地元の人々に親しみを表現しています。

アイバス (iBUS) の運行

2018年から新たに運行を開始したアイバスは、我孫子市の交通をさらに充実させるために導入されたバス路線です。天王台駅と市の公共施設を結ぶ循環運行を行っており、平日のみの運行となっています。運行開始時にはセレモニーが行われ、多くの市民が参加しました。

アイバスの路線

アイバスは天王台駅北口を起点として、公共施設や病院、教育機関などを巡ります。利用者のニーズに応じて柔軟な運行が行われ、地域の人々にとって身近な移動手段として機能しています。

その他の送迎バス

我孫子市では他にも、高齢者や身体障害者を対象とした送迎バスの運行も行っています。これにより、公共施設へのアクセスや通院の支援を強化しており、市民の生活を支える役割を果たしています。特に人気のあるルートには、「つつじ荘送迎バス」と「西部福祉センター送迎バス」があります。

まとめ

あびバスとアイバスは、我孫子市において地域の平穏で快適な移動を实现する重要な交通手段です。それぞれのルートを活用することで、住民から観光客まで多くの人に利用されています。地域の特徴を生かしたコミュニティバスとして、今後も更なる成長が期待されます。

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