あみたん娘

あみたん娘（AMITANMUSUME）

あみたん娘は、富山県高岡市の観光大使を務めるPRマスコットキャラクターです。高岡市出身のアニメーター、松原秀典氏がキャラクターデザインを担当しています。

概要

2011年、高岡市民の有志が結成した「たかおか観光戦略ネットワークTR@P（トラップ）」が、松原秀典氏にキャラクターデザインを依頼したことからプロジェクトが始まりました。TR@Pの部会長と松原氏が富山県立高岡工芸高校の同級生であったことがきっかけです。

2012年2月24日には、高岡市美術館で開催された「松原秀典原画展」にて、高岡市の新たな観光大使「あみたん娘」が発表されました。その後、JR西日本の氷見線・城端線でのラッピング車両や、高岡駅南北自由通路「万葉ロード」のタペストリー、高岡七夕まつりのポスターなどに起用され、高岡のPRに貢献しています。

2013年3月からは、公募で選ばれたカノンとセシルの公式コスプレイヤーが活動を開始し、市内のイベントや全国各地の萌えキャライベントに参加しました。2013年から2015年まで、毎年公式コスプレイヤーのコンテストが開催され、話題を呼びました。

2013年8月には、カノン役の声優に山本希望さん、セシル役の声優にエリザベス・マリーさんが起用されることが発表されました。同時に、あみたん娘のMMDモデルが発表され、ファンによる創作活動も活発化しました。また、同年には携帯電話ゲーム『パズル&ドラゴンズ』の高岡市コラボダンジョンのキャラクターにも起用され、幅広い層に認知されるようになりました。

2014年1月から2015年2月にかけては、富山新聞と読売新聞北陸版にて小説が2紙同時連載されました。連載終了後には、PHP研究所より単行本『あみたん娘 きときとNOVELS』が発売されています。同年8月からは北陸中日新聞にて4コマ漫画が連載され、様々な形でメディア展開が行われました。

2014年11月には、CDアルバム『あみたん娘 The First　-TAKAOKA きときと SONGS-』が同年12月10日に発売されることが発表されました。また、阿弥貴役の声優に森久保祥太郎さんが起用されることも発表され、話題を呼びました。

2015年1月15日には、萌えキャラ学会の正会員となり、その活動が学術的にも認められました。

株式会社ハンクルズが調査するご当地キャラクター人気ランキングでは、ゆるキャラを含む総勢4390体あまりのキャラクターの中で、全国10位（富山県下2位）を記録しています（2022年10月7日時点）。

キャラクター紹介

あみたん
声：山本希望
高岡大仏の化身。高岡に活気が戻ると本来の姿「阿弥貴」に戻る。人々に力を与える。

阿弥貴（あみたか）
声：森久保祥太郎
あみたんの本来の姿。イケメン。

かのん・カノン
声：山本希望
高岡に住む小学5年生。あみたんの力で変身する。
阿弥陀三尊の脇侍である観音菩薩が名前の由来。

せしる・セシル
声：エリザベス・マリー
高岡に住む小学5年生。あみたんの力で変身する。
阿弥陀三尊の脇侍である勢至菩薩が名前の由来。

年表（一部）

2012年2月：高岡市美術館で「あみたん娘」発表
2013年3月：公式コスプレイヤー活動開始
2013年8月：声優発表、MMDモデル発表
2014年1月：小説連載開始
2014年8月：4コマ漫画連載開始
2014年12月：CDアルバム発売
* 2016年3月：あみたん娘ファーストライブ開催

あみたん娘は、高岡市の魅力を発信するキャラクターとして、今後も様々な展開が期待されています。

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